段ボールベッド

西日本豪雨の被災地に段ボールベッドが導入されるそうです。

以下、ネットニュースより抜粋。

 西日本豪雨を受けて開設された避難所で、段ボールでつくられた簡易ベッドを導入する動きが進んでいる。床に寝るよりも衛生的で、エコノミークラス症候群などの予防効果や災害関連死対策としての重要性を指摘する専門家もいる。被害の大きかった岡山県倉敷市真備町にも、週末にかけて段ボールベッドが導入される予定という。

段ボールベッドは2014年の広島市の土砂災害や、16年の熊本地震の際も導入された。床に寝るよりも横になったり起き上がったりする動作が楽になる。動かずにいる時間が長くなると、下半身に血栓ができてエコノミークラス症候群を引き起こしやすくなる。

また、土砂災害の近くでは砂ぼこりが多くなる。新潟大の榛沢(はんざわ)和彦・特任教授(心臓血管外科)によると、床から30センチ高く寝ることで、ほこりを吸い込む量が3割ほどになり、肺炎や胃腸炎などのリスクが減るという。また、15年の鬼怒川の氾濫(はんらん)では、茨城県常総市の避難所のうち、簡易ベッドを置いた避難所では、足の静脈に血栓が見つかる割合が低かった。

日本の避難所は床の上に大勢の避難者が寝る「雑魚寝」が多い。だが、床で体が冷えたり、足音や振動が伝わりやすく不眠になったりするなど、心身へのリスクも指摘されている。内閣府の避難所運営ガイドラインは、継続的な避難者に対し「簡易ベッドの確保を目指す」と明記する。

避難所・避難生活学会」の水谷嘉浩理事(47)によると、事前に協定を結んでいた自治体には段ボールベッドが導入され、現在までに広島市内には約450、愛媛県内には約1千の段ボールベッドが運ばれた。倉敷市からは、避難者全員に届くように約2400の段ボールベッドの発注があったという。水谷さんは「人命救助と並行して、災害関連死を防ぐ取り組みも続けていきたい」と話す。(後藤一也、鈴木智之)

自然災害が起こると、生活が以前のように戻るまで時間がかかると思います。

「地域の支え合い」という言葉をよく耳にするようになりました。

誰かが何かをしてくれるのを待つばかりではなく、「今の自分に何ができるか」を考える必要があるのかもしれないと思いました。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近のコメント