温泉の色で効果効能が違う!?

温泉の効能は色々あるのですね。

以下、ネットニュースより。

日本には、お湯が無色透明の温泉だけでなく、さまざまな色をしたお湯の温泉がある。有名な温泉地に行くと、乳白色や茶褐色、黒やエメラルドグリーンなど有色の名湯が多く、効果効能もさまざまだ。今回は温泉地に行った時にもっと楽しめるように、温泉研究の第一人者である杉森賢司さんに、色と効果効能の関係について話を聞いた。

「源泉の色は基本的には無色透明ですが、中に溶け込んでいる物質が酸化することによって『にごり湯』になったり、色のついた温泉になります」(杉森さん)

■ 日本の温泉のほとんどが無色透明

「ほとんどの温泉は無色透明です。含まれる物質によって効果効能が変わるので、まずは泉質が何かを確認してから入るといいですよ」(杉森さん)。

透明な温泉の泉質には、「単純温泉」「塩化物泉」「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「二酸化炭素泉」「酸性泉」「放射能泉」がある。「単純温泉」と呼ばれる温泉は、含有成分が少量で、肌への刺激が少ないのが特徴。そのため、お年寄りから子どもまで楽しめるという。特に「アルカリ性単純温泉」は肌の角質を取る効果があり、“美肌の湯”として親しまれている。

【硫酸塩泉の適応症:動脈硬化症、切り傷、火傷、慢性皮膚病】

■ 温泉の色別に見る効果効能とは?

■ ①エメラルドグリーンの温泉

「硫黄泉」である場合が多い。【硫黄泉の適応症:慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病】

■ ②乳白色の温泉

「硫黄泉」である場合が多い。ガス性の硫黄が主成分の場合は、乳白色へと変化する。【硫黄泉(硫化水素型)の適応症:慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症】

■ ③茶褐色(緑、黄色、赤)の温泉

茶褐色は鉄が錆びた色で、「含鉄泉」の場合はほとんどが茶褐色になる。鉄分が少ないと緑となり、量が多くなるにつれて、黄色から茶褐色へと変化する。含鉄泉は日本全体で見ても希少で、ほとんどの場合は塩化物泉などの塩素系の温泉だそうだ。【含鉄泉の適応症:月経障害/塩化物泉の適応症:切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病】

■ ④コバルトブルーの温泉

メタけい素が多いとコバルトブルーになりやすい。コバルトブルーの温泉は“美人の湯”と呼ばれ、美肌効果が高いので女性に人気だ。

■ ⑤黒色の温泉

太古の有機物が含まれたコーヒー色の温泉を「モール泉」と呼ぶ。この有機物が分解、溶解する時に「炭酸水素塩泉」になることがほとんど。モール泉は海の近くに多いことから、海水が混じって「塩化物泉」となることもある。

【炭酸水素塩泉の適応症:切り傷、火傷、慢性皮膚炎。塩化物泉の適応症:切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病】

■ 弱い泉質の温泉から入るのが基本!

「知らない人も多いと思いますが、温泉には入る順番というものがあります。急に刺激の強い温泉に入ると、肌が負けてしまうことがあるので、特に慢性皮膚病やアトピー性皮膚炎などで肌が弱い方は、無色透明の単純温泉のような含有成分が少ない温泉から、徐々に刺激が強い温泉へと移動するのがベストです」(杉森さん)。

具体的には、「単純温泉」→「塩化物泉」「硫酸塩泉」「炭酸水素塩泉」→「硫黄泉」→「酸性泉」という順番で巡るのがお勧めだそうだ。

■ 美肌の湯に入った後は特に注意!

「美肌の湯」とは、「アルカリ単純温泉」「炭酸水素塩泉」など、古い角質を取る効果が高い湯のことを総称して呼ぶ。「美肌の湯に入った後は、古い角質が取れるので、乾燥肌になりやすい状態です。美肌の湯から上がったら10分以内に、肌の表面をパックする働きのある『塩化物泉』に入るのがお勧めです。また、美肌の湯の後に『酸性泉』のような強い泉質の温泉に入るのは、肌への負担が大きいので避けるようにしてくださいね」(杉森さん)。

■ 刺激が強い温泉に入ったら、最後にかけ湯を忘れずに!

温泉に入った後はかけ湯をした方がいいそうだ。「刺激が強い温泉に入った場合、肌が弱い人は身体が痒くなったり、ただれてしまったりすることがあるので、出る前は刺激の弱い温泉に入り直すか、刺激が少ない泉質の温泉でかけ湯をするといいですよ」(杉森さん)。

温泉巡りをする時は、肌に負担をかけないように弱い成分のお湯から徐々につかっていくのが良いそう。温泉地やスーパー銭湯でぜひ試してみては。

杉森 賢司(すぎもり けんじ) 1955年生まれ。東邦大学医学部生物学研究室・講師。2016年 環境省大臣表彰(温泉功労賞)。研究分野は温泉や火口湖を中心とした高温・弱酸性の特殊環境に生息する微生物。日本のみならず世界の過酷な環境や温泉地にも出向いて調査・研究をするほどフットワークが軽い。(東京ウォーカー(全国版)・取材・文=矢作千春)

温泉に入る回数の目安は1日3回と、どこかで見ました。

のんびり楽しみたいものです。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近のコメント