呼吸スキルを高める

1日2~3万回も呼吸しているのですね。

以下、ネットニュースより抜粋。

なかなか呼吸を意識するのは難しいものです。例えば、いま、このコラムをあなたが首を曲げながらスマホを覗き込むようにして読み、猫背になっているとしたら、呼吸が浅くなっている可能性が高いのです。

そんなときは、胸や肩甲骨の周辺を定期的に動かすことで、呼吸筋を活性化させる「呼吸筋体操」を試してみてください。呼吸を深くゆっくりとしたものにしてくれます。

また、呼吸を整えることともに大切なのは、予防です。そもそも呼吸が浅くなったり、乱れたりしまわないように工夫することが大事になります。

私の場合、朝寝坊しようものなら、午前いっぱい呼吸が浅くなり、落ち着きがなくなります。落ち着きがなくなると、タイピングの誤字脱字が増えるなど、小さなミスが増えたり、集中力が散漫になったりして、ワークパフォーマンスが低下します。

皆さんも、呼吸が浅くなっていることを実感されたことがあるのではないでしょうか。例えば、大きなプレゼンなど、緊張する場面で発言を噛んでしまったときは、呼吸が浅くなっていることを感じるはずです。

他にも呼吸が浅くなるシチュエーションは多々あると思います。心当たりがある人は、呼吸が浅くなりそうなときを意識し、まずはそれに気がつけるようになりましょう。そして、なぜそうなったのか、原因を深掘りして対処していけば、呼吸が整っている状態を長時間キープできるようになります。

以前、呼吸について調査しているときに、特定の分野の人の呼吸がとても深くゆったりしていることに気づきました。それは日本の伝統文化に携わられている人たちです。

呼吸で情動をコントロールする

実は、私が呼吸に興味を持ったのは、10数年前に能楽を鑑賞したときでした。いままで聞いたことのないような声の出し方や、そのゆったりとした動きに衝撃を受け、強く惹かれていったのです。

能の所作は、まるで時の流れがゆったりとしているようで、自然とこちら側の気持ちも落ち着き、呼吸が深くなります。その非日常的な体験に魅了され、いまでも日本橋の水戯庵などに定期的に通っています。

能による感覚の変化を活用していたと言われているのが織田信長で、信長は桶狭間の戦いなど、恐怖心や緊張感が高まるときは、能の「敦盛」を舞い、心を落ち着かせたといわれています。

私が実践している2つの方法

呼吸で自律神経に働きかけ、情動をコントロールする。そんな技術を身につけられれば、情報の波に襲われ慌ただしい日々を送る私たちでも、平常心で安定したパフォーマンスを発揮できるのではないかと考えています。

とはいえ、誰もが信長のように「敦盛」を舞えるわけではありません。そこで、呼吸スキルを高めるために私が実践している方法を、2つご紹介します。

1つ目は、歩くスピードを落とすことです。私は普段歩いているときでも、Apple Watchが「エクササイズ」と認識するくらい、早歩きをしています。時間に余裕のあるときは、このスピードを2分の1くらいに落とします。さらに、肩甲骨も大きく動かすなど、呼吸筋体操も加えることで、呼吸が深くなりリラックス効果が得られます。

2つ目は、話すスピードを落とすことです。イメージはプレゼンをされているときの柳井正さんや孫正義さんのペースです。ゆっくり話すと最初はまどろっこしく感じますが、慣れると喉や頭の緊張感が弱まり、とても快適に話すことができます。普段早口だと言われる人は体感しやすいのではないでしょうか。

この2つを意識することで、想像以上に心身が楽になる感じを味わえるはずです。ほんのわずかなことですが、セルフコンディショニングにはうってつけなので、ぜひ一度試してみてください。

平井 孝幸

Forbes JAPAN

 

緊張すると早口になることは、呼吸が浅くなり良いことではないのですね。

セルフコンディショニング、試してみようと思います。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/

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