同じ漢字で、読み方が違うと迷ってしまいます。
以下、ネットニュースより抜粋。
この間、テレビで海外の方が「日本語は難しい。漢字にもいろんな読み方があるし!」と言っているのを見ました。確かに、ひとつの漢字なのに複数の読み方があると戸惑ってしまうかも。
よく考えてみると「明日」という単語も「あした」「あす」「みょうにち」と、3つも読み方がありますよね。もしかして、それぞれに違う意味があるんでしょうか? この機会にしっかり調べてみました!
はじめに「明日」という単語は、「今日の次の日」を指す言葉だとされています。ここまではイメージ通りですね。ところが「あした」という読み方には、本来違う意味があったんです。
古来「あした」とは「朝」を意味する単語でした。「あした」と「夕べ」は「朝」と「夕方」で対をなす言葉だったとか。それが徐々に「次の日の朝」という意味でも使われるようになり、翌日全体を指す言葉として定着していったそうです。
さらに話し言葉と書き言葉としての分類があり、「あした」は話し言葉、「あす」「みょうにち」は主に書き言葉として用いられるとか。そして「あす」の丁寧語が「みょうにち」になるそうです。確かに話し言葉で「みょうにち」って使うことは少ないですよね。この場合は「みょうにち」と「昨日(さくじつ)」が対になります。
ちなみに、漢字の使い方の基準を定めた「常用漢字表」では、「明日」は「あす」と読むように定められているそうです。常用漢字表はあくまで漢字の読み方を決めたものなので、書き言葉としての読み方が優先されるということのようです。
「明日」という簡単な言葉ひとつにも、いろいろな背景があるものですね。「このように読んでほしい!」という時はひらがなで表記したほうが確実なのかも。
ハルメクWEB
読み方が違えば、意味も違ってくるのですね。
勉強になります。
感謝してます。
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