「サンマ」の意外な一面

 秋の体調不良を救うかもしれません?

 以下、ネットニュースより抜粋。

健康面でも優れているサンマ

せっかくの秋なのに、食欲がないと辛いですよね…。それでも、秋らしい物が食卓に並ぶと季節感が出て少しは気分が変わります。そこでぜひ食べてほしいのがサンマです。昨年に続き今年も不漁で高値が続いていますが、サンマには様々な栄養素が含まれます。

特に注目したいのが、脂質であるEPAとDHA。これらは「オメガ3脂肪酸」という脂肪酸のひとつで、身体の中では作り出すことができません。そのため、食べ物から取り入れるしかない必須脂肪酸なのです。オメガ3脂肪酸は体内の脂肪を燃やしやすくするので、代謝を上げるのに役立ちます。脂肪燃焼の効果を高め、タンパク質の合成が強化されたという研究結果も報告されており、ダイエット中の方にもぜひ取り入れていただきたい栄養素です。

また、EPAは血液の流れを良くしたり、血管をしなやかにして、動脈硬化や血栓の予防、悪玉コレステロールを低下させる働きもあります。DHAは脳細胞の活性化に効果があると言われており、魚を食べると頭が良くなるといわれるのはこの効果からです。

EPAとDHAは1日に併せて1000mg摂ることが推奨されています。生のサンマ100gにはEPAが1500mg、DHAが2200mgとたっぷり含まれているので、週に2~3匹のサンマを食べるだけオメガ3を摂ることができるのです。

サンマにはたんぱく質、カルシウム、ビタミンも豊富に含まれます。カルシウムは日本人に不足しがちなミネラル。カルシウムの吸収にはマグネシウムが必要ですがサンマには両方含まれているほか、骨つくりに関わるビタミンDも含むので、成長期の子どもだけでなく健康を意識するすべて人にお勧めです。

また、サンマは胃のない「無胃魚(むいぎょ)」なので、食べ物を数十分で消化して排泄します。そのため内臓も、臭みがなく胆汁のほのかな苦みでおいしく食べられるのです。内臓は苦手…という方もいらっしゃるかと思いますが、内臓や血合いにビタミンAや鉄分を多く含むので是非内臓ごと食べてほしいものです。

他にもある「秋バテ」にお勧めの食材

 秋バテで食べてほしい食材には南瓜も挙げられます。南瓜は抗酸化作用があるビタミンEたっぷりで、アンチエイジング野菜の王様と呼ばれるほど。食べ物をエネルギーに変換するビタミンB、肉体的・精神的ストレスを緩和するビタミンCのほか、さまざまなビタミン・ミネラル類が含まれています。さらに、便秘解消に欠かせない食物繊維もたっぷりと含まれていますのでむくみ解消に効果的です。栄養豊富な南瓜の成分を効率よく摂るには「皮ごと油と」がポイント。よく野菜や果物に含まれているビタミンCは加熱すると壊れると言われていますが、かぼちゃに含まれているビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。ビタミンCは南瓜の皮に多く含まれているので、皮ごと調理するとよいでしょう。また、ビタミンAやビタミンEなどの脂溶性ビタミンは油と一緒に食べることで吸収率が大幅にアップします。良質なオイルで炒めたり、揚げると効果的です。

先述のサンマと一緒に食べると鉄分が南瓜のビタミンCの吸収を高めるので、サンマの塩焼きに南瓜の煮物は相性抜群の献立です。

ただ残念なのは、サンマの価格が例年よりも高額なこと。夏に報じられたほどの高騰は落ちついているようですが、もう少し頻繁にいただける金額にもなって欲しいものです。

今回は「秋バテ」についてでしたが、季節の変わり目はとかく体調を崩しがちです。季節の旬のものを積極的に摂ってからだと季節を合わせることも体調管理に役立ちます。短い秋をおいしい食材で楽しみましょう。

堀 知佐子(管理栄養士・食生活アドバイザー)

現代ビジネス

 

今年は秋刀魚祭りもないようです。

気軽に美味しく食べられることが、当たり前のように思っていましたが、感謝することだと思いました。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/

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