会話のやりとりにもう悩まなくて良いそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
ひとつは、コミュニケーションの専門家に取材をしてアドバイスをもらうこと。自身がやってきた我流のコミュニケーション術について、学術的な見解を聞いてみたかったというのです。
そしてもうひとつは、コミュニケーションを苦手としている人たちに会って、どんな悩みを抱えているのか、「どういう困り方」をしているのかを聞いてみること。
つまり、それを形にしたのが本書なのです。いわば著者自身が得た技術、専門家の意見、集まってきた方々の経験が融合された内容。そのため、どのテクニックもすぐに活用できるはずだといいます。
第3章「今日から使える! 会話がしんどくなくなる話し方・聞き方の武器24」のなかから、2つの例をピックアップしてみましょう。
会話のパスをうまく返せないときは?
悩み1 会話のパスを うまく返せず 頭がまっ白になる
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武器1 相手の言葉を 「オウム返し」すれば 会話は続く
会話のパスがきたとき、いちいち返し方を考える必要はないと著者は主張しています。相手の発言の一部、またはほぼ全部でもかまわないので、そのままいい返してみればいいというのです。
最初は機械的でもOK。なぜならオウム返しをすることで、相手の話に関心を示し、その先を聞きたいという意志を伝えられるから。
簡単すぎるようにも思えますが、思っている以上に会話が成立するといいます。なお、返すことばはできるだけ固有名詞にするか、相手が意図的に使っていそうなことばにしてみるといいそうです。
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相手「この間、銀座に買い物に行ってきたんですよ」
自分「……へえ、そうなんですか」
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相手「この間、銀座に買い物に行ってきたんですよ」
自分「へえ、銀座ですか!」
◯
相手「この間、銀座に買い物に行ってきたんですよ」
自分「へえ、お買い物に行ったんですか!」(178ページより)
会話が続かないときは?
悩み2 相手から話を 引き出せなくて 会話が続かない
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武器2 とにかく疑問形で 話をしよう!
著者によれば「聞き上手」とは、「質問上手」という能動的なスキルのこと。
そんな質問上手になるための最初の一歩は、ひたすら相手に疑問形で聞き返すことだといいます。
うまい質問ができなくても、気の利いたことを聞けなくても問題なし。疑問形で返すことだけを頭に入れておけばいいというのです。
なぜなら、相手から話をたくさん引き出せるようになれば、気の利いたことも聞けるようになってくるものだから。
会話を苦手だと考えている人ほど、実は相手に質問ができていないのだそうです。しかし質問し続けると、そこで得られた回答から、次に聞きたいことが自然に生まれてくるもの。
たしかにそう考えれば、会話が続かず焦る必要もなくなってくるかもしれません。
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相手「今日は朝からいい天気ですね」
自分「そうですね」
◯
相手「今日は朝からいい天気ですね」
自分「お家の近くの天気は、どうでしたか?」
◯
相手「今日は朝からいい天気ですね」
自分「先週末は大雨でしたよね。あの日ってどうしてました?」(183ページより)
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「コミュニケーションはゲーム」であると著者はいいます。悩んでいるだけでなにもしないなら、なにかしらを「武器」を選んで実際に使ってみるべきだとも。
仮に失敗したとしても、それは一歩前に進んだだけのこと。たしかにそう考えれば、コミュニケーションに対する恐怖感を克服できそうです。
コミュニケーション力が高い人を見ると、スゴいなと心から思います。
相手にとっても自分にとっても良い方に向かうようにみえます。
それに、情報収集の能力も高いように思えます。
なかなか真似できるものではありませんが、見習いたいです。
感謝してます。
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