自己肯定感と自己効力感

 自分の力を信じるための4つの心得があるそうです。

 以下、ネットニュースより抜粋。

自己効力感とは、心理学者のアルフレッド・バンデューラが提唱した「自分自身への信頼感や有能感」をあらわす概念です。自己効力感があれば、その時々の状況で必要の行動を「自分の力でやり遂げられるはず」と自分の可能性を信じることができます。自己効力感のポイントは、主観的であるということ。実際の能力や周りからの評価は別として、自分自身が「できる/やれる」と思っていれば、自己効力感が高いということになります。自信があるということがモチベーションを生み出し、それによって目標や困難を乗り切れると自信になり、結果としてさらに自分に対する自信が高まっていくのです。

自己肯定感との違いは?

似たような概念で【自己肯定感】がありますが、心理学では両者をしっかり区別しています。自己肯定感は、自分は価値がある大切な存在と肯定し、結果に囚われず、ありのままの自分を受け入れること。カウンセリングの中で扱うのは【感情】であり、これまでの経験や自分の考え方よりも、今ここで何を感じるかという感覚の方が大切にされます。一方で自己効力感は、自分の目標や可能性、結果に対して「できる」という自信を持つこと。カウンセリングで扱うのは【認知】です。これまでの経験や自分の考え方が自己効力感の高低に大きく左右されると言われます。

自己効力感を高めるには

自己効力感を高めるには、【達成体験】【代理経験】【言語的説得】【生理的情緒的高揚】【想像的体験】の5つの要因が関係していると言われています。これらを元に、日常生活の中で行えそうなことをご紹介します。

その1:成功体験を積む

これは【達成経験】に当たります。「やり遂げた!」という体験が自信になります。しかし、大きな目標・高すぎる目標だと時間がかかり、途中で挫折してしまうことも。まずは余裕で達成できそうな小さな目標を立て、成功体験を積み重ねてみましょう。

その2:実際に成功した人の話を聞く

これは【代理経験】に当てはまります。実際に成功している人の話を見聞きすることで「自分にもできるかもしれない」というモチベーションにつながりやすいと言われています。直接人に会うのが難しい場合は、本を読んだりするのも良いでしょう。また、同じ職場・同じ職種・同じ境遇にある人など、身近にいる人の方が効果は高まるので、ぜひそういった人の話を見聞きしてみましょう。

その3:自分の気持ちが明るくなるような言葉を聞く

これは【言語的説得】に当たります。言霊という考え方があるように、ネガティブな言葉は気持ちにも影響しますよね。本の中の主人公のセリフ、詩の中のフレーズ、著名人の言葉、好きな歌の歌詞など、自分が元気になれる、あるいは気持ちがスッとするような言葉を持っておくと良いでしょう。

その4:規則正しい生活をする

これは【生理的・情緒的高揚】に当たります。健康状態は心の状態にも大きく影響します。具合悪い時に、前向きに物事を考えるなんて難しいですよね。基本的なことかもしれませんが、衣食住を整えたり、身体を動かしたりして自分が整うことを日頃から心がけましょう。

その5:成功体験をイメージする

これは【想像的体験】に当てはまります。『自分の成功した姿を想像する』というのも自己効力感を高めるために大切なこと。イメージは具体的に(必要な行動やプロセスなど)行うとなお効果的です。

自己効力感の高まりによって、モチベーションが高まる・精神的にタフになる・人間関係がスムーズになるといったメリットを得ることができます。また、自己肯定感を高めることよりも、自己効力感を高めることの方が自分で取り組みやすいかもしれません。難しい場合は、専門家の手も借りることで、客観的に自分を見つめることができます。この機会に、自己効力感について考えてみませんか?

ライター/南 舞

ヨガジャーナルオンライン

 

「鎖に繋がれた子象」のお話しを思い出しました。

「鎖に繋がれた子象」のお話しは、

あるサーカスにいた子象のお話しです。その子象は、逃げ出さないように鎖で繋がれていました。鎖に繋がれた子象は鎖をはずしたくて、懸命に力一杯もがきます。しかし、まだ力の弱い子象では、その鎖を壊すことはできませんでした。

そのうち子象は鎖をはずそうとはしなくなりました。そして、成長し大人の象になっても鎖をはずそうとすることはないそうです。

大人の象ならば、鎖を壊すこともできる力があるにも関わらずです。子象の時に自分にはできないと思いこみ、成長してもその思いは変わらないからだそうです。

もしかしたら、できることをできないと自分で思いこんでいるものがあるかもしれませんね。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/

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