ブラックホールの最後は?

 「軽くなって消える」説が有力だそうです。

 以下、ネットニュースより抜粋。

くまTOMO編集室が募集した「SNSこちら編集局で調べてほしい疑問」に、「ブラックホールの行く末はどうなるの?」という質問が届きました。ブラックホールは何でも飲み込む天体ですが、意外にも、とても長い時間をかけて消えてしまうという学説が有力です。講演で熊本市を訪れた愛媛大宇宙進化研究センターの長尾透教授に教えてもらいました。(鹿本成人)

ブラックホールには大きく分けて二つのタイプがあります。一つは、自ら光り輝く重い星が、一生の最後に爆発した後に残るブラックホール。もう一つは、たくさんの星の集まり(銀河)の中心にある巨大なブラックホールです。

いずれのタイプのブラックホールも周りにガスなどがあれば飲み込んでしまい、大きくなる一方だと考えられていました。では、周りの物質や光を飲み込み尽くした後は、どうなるのでしょうか?

ブラックホールはほんのわずかに物質(エネルギー)を放出しているという学説があります。提唱した学者の名前から「ホーキング放射」と呼びます。

ブラックホールの“表面”は、一見、何もない空間です。ところが表面の内側に入ると、決して外には出られません。逆に表面より外側にいれば、逃げ出すチャンスがあるということです。

実は、何も無いように見える空間では、いつも、粒子と反粒子が対になって現れて、すぐにくっついて消滅する“ゆらぎ”が起きています。時には、ブラックホールの表面を挟んで、ゆらぎが生じることもあります。すると、表面の内側に現れた反粒子だけがブラックホールに落ちて内部の粒子とくっついて消滅し、外側に現れた粒子だけが遠くへ逃げ出すことになります。

全体として見ると、ブラックホールが粒子を出しながら、軽くなっていくのです。

ただし、粒子の放出はとてもゆっくりと進みます。このため多くのブラックホールは宇宙の年齢(約138億歳)よりはるかに長い時間をかけて軽くなり、最後には消えてしまうと考えられています。

熊本日日新聞

 

ブラックホールは、飲み込むだけでなく粒子を出しながら軽くなるとは知りませんでした。

外側にいれば逃げ出すチャンスがある…、どんな状況でもチャンスがあるのではないかと希望が見えた気がしました。

感謝してます。

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