美味しいからって食べ過ぎは厳禁だそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
柿は甘みが魅力で、旬である秋には手に入りやすいフルーツでもある。ついたくさん食べたくなるが、実は食べすぎるといくつかのリスクがあるのだ。本記事では、柿の食べすぎにより引き起こされる健康上のリスクについて説明していく。柿を食べる際に、少しでも気に留めていただければ幸いだ。
1.柿の食べすぎは身体によくない?便秘や下痢になることも
柿は、食べすぎると便秘や下痢の原因になるといわれる。どういうことか、具体的に見ていこう。
身体を冷やし下痢につながる
柿には、身体を冷やす働きがあるといわれる。そのため、大量に食べると消化器に負担がかかり、下痢につながるとされる。また、柿以外のフルーツなどにも身体を冷やすとされるものがある。そのため、柿だけを控えればよいとは限らず、そもそも食べすぎを防ぐ必要があるといえる。とくに旬の柿は甘みが強く美味しいが、食べすぎは禁物だ。
タンニンが便秘を引き起こす
柿の渋み成分であるタンニンには、ある程度の健康効果があるといわれる。一方で、摂りすぎると便秘の原因になる(※1)。したがって、美味しいからと柿を食べすぎると、便秘を引き起こしてしまう。とくに渋柿にはタンニンが多く含まれているため、たとえば干し柿の食べすぎにはとくに注意したい。また、甘柿であっても、ほどほどに留めておくのがよい。下痢と便秘が同時に起こる状態は想像しにくいかもしれないが、胃腸に大きな負担がかかることは間違いない。その意味でも、柿の食べすぎはなるべく避けたい。生食だけでなく、たとえば料理の食材に使う場合も量には要注意だ。また、たとえば柿が自宅にたくさんある場合でも、食べ切ろうとペースを上げるのには注意するのがよい。
2.柿の食べすぎで腸閉塞に?胃に石ができることも
柿の食べすぎは、腸閉塞につながるともいわれる。原因について、具体的に見ていこう。
柿の食べすぎにより胃に石ができる
胃の疾患のひとつに「胃石」がある。文字通り胃に結石ができる症状だ。原因にはさまざまなものがあるが、大部分は柿のタンニンであるといわれ、「柿胃石」という固有の名前が付けられるほどだ(※2)。柿を大量に食べる習慣が続くと、胃石ができるリスクが高くなる。
胃石が腸閉塞につながりうる
胃石は放っておくと大きくなり、腸の入り口を塞ぐほどまでになる。こうして、胃石は腸閉塞の原因となり(※3)、胃痛につながる。頻度は多くはないものの、気を付けるべきなのは変わらない。柿を1日に何個も食べる習慣が続いている場合は、とくに要注意だといえる。
3.柿の食べすぎに注意!適正量はどのくらい?
成人の適正量
成人の柿の摂取適正量は、1日あたり1~2個程度とされる。柿にはこれまで述べたリスクのほかにも、糖質の摂りすぎなどのリスクもある。適正量は、これらのリスクをふまえたうえの量だといえる。ただし、この量を見て安心してよいとは限らない。適正量には個人差があるため、たとえば人によっては1日2個は多すぎ、1個が妥当かもしれない。不安なら食べる量を控えめにするなど、調整するという選択肢もある。また、あくまでたまに食べる程度に留めるのもよいかもしれない。
子どもの適正量
子どもの適正量は年齢によって変わる。たとえば2歳までなら、1日あたり1/2個程度とされる。より大きな年齢なら、もっと多い量を食べてもよいだろう。しかし成長の個人差などもあるため、一概にはいえない。子どもが柿が好きだとしても、食べさせすぎないように気をつけたい。
結論
柿は身体を冷やすほか、渋み成分であるタンニンが便秘や胃石を引き起こす。そのため、食べすぎると健康を損ねる可能性があるほか、胃腸に大きな負荷をかけてしまう。習慣的に食べすぎない限りはリスクは低いともいえるが、1日あたりの適正量を守るのがおすすめだ。とくに子どもに食べさせる場合には注意したい。(参考文献)
※1出典:公益財団法人 日本醸造協会「タンニンの効用」
※2出典:日本消化器外科学会「柿胃石症の 2例 とその生化学的知見」
※3出典:日本消化器外科学会「柿胃石による小腸閉塞症の1例」
投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部
監修者:管理栄養士 黒沼祐美
柿は身体を冷やすと聞いたことはありましたが、こんなリスクもあったのですね。
適正量を考えて美味しくいただきたいです。
感謝してます。
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