月のイメージがどうして黄色なのでしょうか?
以下、ネットニュースより抜粋。
最近は「金風(きんぷう)」、秋の涼しい風が吹くようになってきましたが、
昨夜は「金色」に輝く中秋の名月を楽しむことはできましたか。
「お月様を描いて」と言われれば、「黄色」で描く方が多いですよね。でも実際はその色に変化があります。月が地平線に近いときは赤っぽく、真上に来る頃には白っぽく変化します。
この理由、文章にするとすごく難しい…
まず重要なのが、
月の角度によって「光が大気中を進む距離が変化する」という事があります。
月が地平線に近いほうが長く、真上のほうが短くなります。
そして次のポイントが「光の散乱する度合」です。
光は虹色で表現されるように、赤や緑などいくつもの色が混ざっていますよね。
月が真上に来るときは、距離が短い分、いくつもの色が届いて白っぽくなります。光の三原色です。一方で地平線に近づき、大気中を進む距離が長くなると、どんどん光は散乱していくため、散乱されにくい赤色が残っていきます。これが、月が赤っぽく見える理由です。これは夕焼けと同じ原理なんですが、つまりは大気中を進む距離が変わると、私たちまで届く色の数が変化し、その混ぜ合わせで見た目が変化する。ということです。
伝わりましたか?言葉にするとややこしいですね。
今回、月が見られなかった方も、来月18日には十三夜があります。新暦10月にあたる十三夜は、高気圧に覆われて晴れることが多く「十三夜にくもりなし」とも言われるお月見チャンス。色の変化もぜひ楽しんでみてください。
テレビ朝日気象デスク 予報士 手塚悠介
テレビ朝日
言葉にするとなかなか難しいですね…。
来月の十三夜も、空を見上げる余裕を持っていたいです。
感謝してます。
りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/