美文字になる秘訣があるそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
人となかなか会えないコロナ禍だからこそ、手書きの文字が見直されている。上白石萌音さんが連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で綴った美しい文字の手紙も話題となった。季節の挨拶やお礼状を書くときに役立つ、ちょっとした工夫で“美文字”になる秘訣をお教えします。
「スマホやパソコンでのやりとりが日常となった近年、手書きの文字が見直されてきました。コロナ禍の影響もあり、会えない親や友人に、心を込めた手紙を送りたいという人も増えています」
と話すのは、『青山一丁目ペン字筆ペン教室』を主宰する川南富美恵さんだ。
とはいえ、自分の字に自信が持てないという人は案外多いもの。長年、身についてしまったものだから…とあきらめがちだが、それにはまだ早い!
「文字にはそれぞれ、きれいに見えるフォルムがあります。たとえば、ひらがなの『か』『み』は三角形になるよう意識して書くと、美しくなります(コツ1を参照)。そうした、文字ごとの基本形を覚えるだけで、一段と字がうまく書けるようになるのです」(川南さん・以下同)
ひとかたまりの文章を書く際にも、きれいに見せるコツがある。
「ひらがなより漢字を大きめに書くことです。漢字10に対して、ひらがな8ぐらいの大きさが理想的。また、最初と最後の文字をほんの少し大きめに書くようにすると安定感が増します」
あなたの文字を美文字に見せる8つのコツを見ていこう。
◆【コツ1】三角形の字
「か」「み」「ろ」「る」「え」「ん」「ふ」など三角形の字。
「か」「み」の2文字は右上がりの線からのスタート。次に下方向ではなく、左ナナメ下に長い線を倒すように書くのがポイント。「み」の結びは、丸く書くと子供っぽい印象になるため、三角形にしてすっきりと。「か」の3画目は1画目との間に空間を作るようにするとよい。
◆【コツ2】逆三角形の字
「さ」「や」「す」の逆三角形の字。
逆三角形の文字は、それぞれ1画目を長くすること。特に「さ」は1画目を短く書いて長方形になりがちなので注意。「す」は2画目を中心線より少し右から始めて結びの左側が中心線に沿うようにすると美しく見える。「や」の1画目は内側にカーブさせ、はねる。丸くならないように。
◆【コツ3】四角い字
「お」「む」「は」「ほ」「に」「け」などの四角い文字。
どちらの字も右上にくる点の位置と広い空間を意識して作るようにする。「お」は結びを書いた後、大きく回転しないようにすると、全体的にきれいな形になる。「む」は1画目を右上がりに書き始め、結び目はタテ長の大きな三角形にする。下の線を揃えることも忘れずに。
◆【コツ4】スキマを揃える
「青」「田」「川」「自」などの文字は一見シンプルで簡単そうだが、タテ線やヨコ線が並んだ文字は実はバランスがとりづらい。これらの字は、スキマがバラバラになって文字が崩れると美しくない。右の例にあるように、◯の位置が等間隔に揃うように書くことを習慣づけるとよい。
◆【コツ5】形が違う四角い字
四角い字は、ちょっとした点を工夫するだけで、こなれ感が一層アップする。「口」のようにヨコ長の四角い字は左右のタテ線をすぼめる。このとき、左右の内側に入る角度が同じになるようにする。「目」のようにタテ長の四角い字は、左右のタテ線をすぼめずにまっすぐ下へおろして書く。「口はすぼめて目は閉じない」と覚えよう。
◆【コツ6】しんにょうの書き方
3画で形成される「しんにょう」。苦手という人も多いのでは? 上手に見せるコツは2画目でひらがなの「て」をイメージして書くこと。悪い例のようにギザギザと折り曲げて書くとキツい印象になる。3画目で右ナナメ下にすっとおろし、いったん止めてから少し右上に払う。
◆【コツ7】へんとつくりのバランス
「へん」と「つくり」は極端にくっつけたり、離して書かないことが第一のポイント。また、基本的には画数の多い方を広く、少ない方を狭く書くようにすると、きれいにバランスをとることができる。画数がだいたい同じ(1:1)であれば、同等の大きさで書くとよい。
教えてくれた人 川南富美恵さん
取材・文/加藤みのり
※女性セブン2022年1月6・13日号
NEWSポストセブン
美文字…、良いですね。
感謝してます。
りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/