バナナは1日何本までOK?

種がなくなった理由とは 、何でしょうか?

以下、ネットニュースより抜粋。

皮をむくだけで食べられる手軽さと、やわらかく甘い味わいで幅広い年代から好まれるバナナ。栄養価が高いことでも知られ、マラソンなど運動時の栄養補給フードとしても定番の存在です。その具体的な栄養メリットにはどのようなものがあるのでしょうか? 改めて知っておきたいバナナに関する豆知識と栄養について、栄養士の和漢歩実さんにお話を伺いました。

種がなくなったのは突然変異 昔は高価なフルーツ

東南アジア原産のバナナはトロピカルフルーツの代表格です。人類の歴史において、かなり古くから栽培されていたフルーツともいわれています。元々、バナナには種がありましたが、突然変異によって種がなく可食部(食べられる部分)の多い品種が誕生。19世紀末には世界各地で栽培されるようになりました。

日本に初めてバナナが輸入されたのは明治時代の頃。台湾産のものが販売されるようになりましたが、一般庶民にとっては高級品で、お土産や病気の時しか食べられない特別な果物でした。

その後「バナナの叩き売り」が始まり、身近な存在になりましたが、戦争で輸入がストップ。戦後に輸入が再開されたものの高額で、現在の通貨価値に換算すると1本1000円ほどだったともいわれています。

1963年に輸入の自由化が実施されると、エクアドル産やフィリピン産なども流通するようになりました。現在、日本の一般的なスーパーマーケットで買えるものはフィリピン産が主流。モラードと呼ばれるレッドバナナ、小さめのモンキーバナナなども見かけることがあります。

カロリーは意外に低い カリウムや食物繊維も豊富

日本食品標準成分表2020年版(八訂)によると、バナナのエネルギー量は可食部100グラムあたり93キロカロリー(皮付き1本100~150グラム、廃棄率40%)。バナナ1本を150グラムとして換算すると84キロカロリーとなり、カロリーは低めです。

バナナを代表する栄養といえばカリウム。360ミリグラムあり、果物の中で最も多いといわれています。カリウムには体内の余分な塩分を排出する働きがあるため、むくみや高血圧が気になる人には良い効果が期待できます。

食物繊維は1.1グラム含まれていますが、そのうち1.0グラムが不溶性食物繊維です。便通をスムーズにし、大腸内の環境を改善する腸内細菌を増やす効果も期待できます。乳酸菌のエサとなるオリゴ糖や水溶性食物繊維も含むため、ヨーグルトと一緒に摂ることで善玉菌を増やす効果があるといわれています。

うっかり朝食を食べられなかった時も 脳に栄養

人が活動するためのエネルギー源には糖質の他、タンパク質と脂質があります。最も早くエネルギーに変わるのは糖質です。また、脳を働かせるエネルギーは、糖質の単糖であるブドウ糖だけ。バナナは果物に多く含まれる果糖の他、ブドウ糖からなるさまざまな糖質も含むため、集中力や記憶力など脳の働きが活発になることも期待できます。

さらに、糖質を主成分とするごはんよりもGI値(食後血糖値の上昇度を示す指数)が低いため血糖値の上昇がゆるやかで、腹持ちも良いとされています。

ビタミンB6も豊富に含み、近年「幸せホルモン」として注目されているセロトニンを作る手助けをします。セロトニンの材料となるトリプトファンを多く含む牛乳や乳製品と一緒に摂取するとより良いでしょう。

新年度の慣れない生活でストレスを感じていたり、時間がなくてつい朝食を抜いてしまったりする人は、皮をむくだけで食べられるバナナを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。ただし、食べすぎには注意が必要。1日に1本を目安にしましょう。「これだけ食べていればOK」というものはありませんから、バランスの良い食事を心がけるのが一番です。

Hint-Pot編集部

 

 

バナナが食べたくなります。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/

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