空腹と怒りの感情?

「空腹は本当に怒りの感情を引き起こすのか」という研究論文が、科学誌に掲載されました。

以下、ネットニュースより抜粋。

空腹を感じた時に、イライラしたり、怒りっぽくなるといった経験をお持ちの方も多いでしょう。このような状態を、英語では「Hangry」と呼びます。一見すると、空腹を意味する「hungry」の間違いではないかと思ってしまうのですが、怒りを意味する「angry」と掛け合わせた造語で、2018年に英語辞典の世界的権威である「オックスフォード英語辞典」にも収載されました。

空腹が人の感情にマイナスの影響を与えることは想像しやすいと思います。しかし、具体的にどのような感情をもたらすのかについて、詳しいことはよく分かっていませんでした。そんな中、空腹と感情の関連性を検討した研究論文が、プロス・ワンという科学誌に2022年7月6日付で掲載されました。

この研究では、18~60歳の64人(平均29.9歳)が対象となり、21日間にわたり1日5回のアンケート調査が実施されました。空腹感、イライラ感、怒りの感情、喜びの感情の度合いは0~100点(点数が高いほど空腹や感情の度合いが強い)で評価され、空腹と感情の関連性が検討されています。

年齢や性別、体格指数(BMI)、食習慣などの因子について統計的に補正して解析したところ、空腹が強いことは、怒りの感情やイライラ感の増加と関連していました。一方で、空腹が強いことは、喜びの感情の低下と関連していることも示されました。

血糖値が下がると攻撃性が高まるという実験結果も報告されており、空腹によって引き起こされる生理的な変化が、怒りの感情やイライラ感を引き起こしているのかもしれません。論文著者らは「この解析結果は空腹の度合いが否定的な感情と関連していることを意味しており、『Hangry』という言葉の概念を支持するもの」と結論しています。

(青島周一/勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰)

日刊ゲンダイDIGITAL

 

 

空腹感を少なくするようにしたいです。

感謝してます。

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