脳がみるみるやる気を出すそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
そのトップがオンライン教育の世界的リーダーでもある星友啓校長だ。
全米トップ校の白熱授業を再現。予測不可能な時代に、シリコンバレーの中心でエリートたちが密かに学ぶ最高の生存戦略を初公開した、星校長の処女作『スタンフォード式生き抜く力』が話題となり、ロングセラーとなっている。
ベストセラー作家で“日本一のマーケッター(マーケティングの世界的権威・ECHO賞国際審査員)”と評された神田昌典氏が「現代版『武士道』というべき本。新しい時代に必要な教育が日本人によって示されたと記憶される本になる」と言った本とは一体なにか。今回のテーマは「モチベーション」。スタンフォードにいる著者を直撃した。● ローチェスター大学から生まれた 「自己決定理論」やる気、情熱、モチベーション。これらは、一体、どこから湧いてくるのか?
アメリカニューヨーク州には、コダックやゼロックスなどの有名企業が生まれた5大湖の一つ、オンタリオ湖に面する学際都市「ローチェスター」があります。
そこにあるのがローチェスター大学。
日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、コロンビアやコーネルに並んでアメリカ屈指のリサーチ大学として知られています。
このローチェスター大学から生まれた「自己決定理論」は、21世期の心理学のメジャートレンドの一つをつくり上げました。
それによると、モチベーションは私たち人間の心の3大欲求から生まれます。
● 「つながり」がモチベーションを生む
まず一つ目が「つながり」(relatedness)。
誰かのために何かをしたり、他の人とのコミュニケーションをしたり、コラボをしたりする機会が、私たちのモチベーションにつながります。
実際、他の人とコミュニケーションをしたり、コラボをしたりすると、脳の報酬系が活性化することがわかっています*1。
人とのつながりは脳に気持ちいいのです。
逆に言えば、脳は根本的につながりを欲するようにできています。
私たちのモチベーションの源の一つは「つながり」なのです。
● 「有能感」とドーパミン
もう一つの心の3大欲求が「有能感」(competence)。
難しい問題が「解けた!」、パズルが「できた!」、知らないことが「わかった!」。
「つながり」同様、私たちの脳が新しい知識やスキルを学ぶとき、ドーパミンが分泌されて、報酬系が活性化します*2。
「できた!という感覚」は脳にとって非常に気持ちがいいのです。
● 「自発性」
さあ、「つながり」「できる感」ときて、3つ目は何でしょう?
無理やりやらされてはモチベーションが上がらない。
自分自身が望んでやっている。自分の意思を感じることができる。
自分の心の底から湧いてくる思いに、自分として主体的にやっている。
自分の自発性を感じることができる。
これが心の3大欲求の最後、「自発性」(autonomy)です。
「自分からやっている」「自分の意思でやっている」という感覚を欲するのは、人間の根本欲求なのです。
これも「つながり感」や「できる感」同様、脳科学的な基礎づけがされつつあります。
自分から進んでやっていると感じられるのが、私たちのモチベーションの根底にあるのです。
自己決定理論によると、「つながり」「有能感」「自発性」が高まるような環境を整えたり、それらを意識をすることで、モチベーションが高まったり、維持されたりします。
まわりの人と協力できたり、人のためになるプロジェクト。
自分が達成したとか、できるようになったと思える瞬間。
そして、やらされているのではなく、自分で自分のやるべきことをコントロールできている。
この3つの視点から、現在の自分の目標やモチベーションと向き合い直してみることは、脳の仕組みにかなった心の習慣なのです。
星 友啓(Tomohiro Hoshi)
ダイヤモンド・オンライン
この記事を読んで頭に浮かんだことがあります。
セラピーの中でも、最終的に「誰がやるのか?」を確認し、「自分がやる」と決めてもらいます。
自分のことでも、自分がやると決められないことは、できないからです。
自分で「自分がやる」と決めた人とそうでない人では、その後の継続具合が違います。
「自分で決める」と誰かのせいではなく、自分が責任を持つことになります。
自分の人生をより良くするために、「自分が今どうしたいのか。それをすることでどう良くなるのか 」が分かると気持ちが少し楽になりますよ。
感謝してます。
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