「cc」や「g」との違いとは?

「大さじ」は何mlでしょうか?

以下、ネットニュースより抜粋。

この春、新生活で自炊に挑戦する人もいるかと思います。レシピ本を見て、知っているような簡単な言葉でも、実際にやってみると具体的な工程がわからないことがあるかもしれません。たとえば、分量で見かける「ml」や「cc」。「g」との違いはなんなのでしょうか? 料理初心者に限らず、お料理好きな方も知っているようで意外に知らないレシピ用語。元家庭科教諭で栄養士の和漢歩実さんが解説します。

「ml」は体積 「cc」とは同じ?

料理レシピの材料の分量で見かける「ml(ミリリットル)」や「cc(シーシー)」。とくに調味料を量る際に、計量スプーンの大さじ、小さじを用いることが多いでしょう。大さじ1は15ml、小さじ1は5mlと「ml」で表記されることが多いですが、1mlと1ccは同じ量です。両者の違いは基準にあります。それぞれ説明していきましょう。

「ml」とは、体積の単位で「millilitre(ミリリットル)」の略語。「1Lの1000分の1」という意味で、単位の基準は「L(リットル)」です。「cc」も体積の単位で、英語では「cubic centimetre(キュービック センチメートル)」と表記され、その頭文字を取ったもの。「立方センチメートル」のことで、「m(メートル)」が基準になった単位です。つまり1ccと1立方センチメートル、そして1mlは同じ容量です。

ただし、国際的な基準だと「cc」は推奨されていません。近年では「ml」を用いることが多くなってきているようです。

重さの「g」は量るものによって変わる

一方、「g(グラム)」は重量を表す単位です。したがって、調味料などを大さじで量る場合、水(最大密度にある蒸留水)や酢、酒は1ml=1cc=1gと言えますが、それ以外のものは比重が異なるため、同じ数字とは言えません。

たとえば、大さじ1(15ml=15cc)でも、食品により重量は次のように異なります。

○大さじ1が3g

パン粉

○大さじ1が9g

上白糖、小麦粉、米粉、片栗粉、粉ゼラチン

○大さじ1が12g

グラニュー糖、油、バター、マヨネーズ、ベーキングパウダー

○大さじ1が15g

水、酢、酒、牛乳、天然塩

○大さじ1が18g

精製塩、みりん、しょうゆ、みそ、ケチャップ

○大さじ1が21g

ハチミツ

「大さじ」を正しく量るコツ

大さじや小さじで正しく計量するコツは、液体やペースト、粒子状でそれぞれ異なります。液体やペーストを計量する際は、表面が少し盛り上がるくらいまで入れること。粉末や粒子状の場合は、山盛りにすくい、すりきりヘラで軽く切るように表面を平らにします。押さないように気をつけましょう。

大さじ1/2は、液体やペーストの場合だと大さじの6~7割ほどが妥当です。粉末や粒子状の場合は、まず大さじ1を量り、すりきりヘラなどで中央から落とします。計量スプーンは、変形しにくく耐熱性のある素材のものがおすすめです。

Hint-Pot編集部

Hint-Pot

 

 

改めて勉強になります。

感謝してます。

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