「記憶力」を大幅に向上させるシンプルな方法?

人の名前も覚えやすくなるそうです。

以下、ネットニュースより抜粋。

自転車に乗っている時、執筆中の本の一部に使えるすばらしいアイデアを思いつきました。スマートかつクレバーで直感に反するアイデアでしたが、1時間後に家に着く頃には忘れていました。

1時間以上思い出せなかったことがそこまですばらしい内容だったとは考えにくいとはいえ、本当に覚えておきたかったことを忘れてしまったことは誰にでもあるでしょう。

これは明らかに問題です。成功は常に行動に基づいていますが、行動は常に知識があってはじまるからです。

では重要なことを思い出す必要がある場合、どうすればいいのでしょうか。

記憶力を向上させるテクニックのほとんど(セルフテストや記憶術、メモリーパレスなど)は、多大な努力を要します。

Inc.の同僚であるビル・マーフィー・ジュニアが学習向上の簡単な方法として知っているものを共有したのには、そうした理由があったのです。

同様に、今回は私の方法を4つご紹介しましょう。

1.覚えたいことを口に出して言う

私の友人は、学んでいることを声に出して繰り返します。

『Journal of Experimental Psychology』に掲載された研究によると、言葉を口に出して言うと(あるいは口を動かすだけでも)、その言葉が弁別されるそうです。

頭の中に浮かんでいるほかのあらゆる単語と区別され、違うものに変わるのです。それによって、言葉が記憶に残りやすくなります。

私は初対面の人に会う時にそうしています。相手の名前を(もちろん相手に聞こえないように)口に出して言うと、会ったばかりなのにいつも名前が思い出せない、という自分の弱点を克服できます。

何かを覚える必要がある時は、声に出して言ってみましょう。あるいは、自分にわかるように口を動かすのです。

先程の研究によると、それも効果的です。そうするだけで、覚えたいことをうまく大脳皮質にファイルすることができるようになります。

2.覚えたいことを覚えていられるか予測する

『Canadian Journal of Experimental Psychology』に掲載されたこの研究によると、「何かを覚えていられるかどうか」を自問自答するという単純な行為によって、実際に覚えている可能性が1.5倍になるそうです。

これは特に、自分がやりたいと思っていること、つまり心理学者が「展望的記憶」と呼ぶ、行動・意図・約束などを思い出す場合に当てはまります。

覚えていられるかどうかを予測するという行為は明らかに有効なのですが、なぜ有効なのかには議論の余地があります。

仮説の一つは、予測するというのはセルフテストと類似の行為だというものです。研究によると、自分にクイズを出すことは学習プロセスを加速させる非常に効果的な方法だといいます。

はっきりしているのは、この行為によって海馬によるエピソード記憶の形成や索引付けが向上し、後でアクセスしやすくなるということです。

ですから、あることを覚えたい場合、少し時間をとって覚えていられるかどうかを予測してみましょう。そうするだけで、覚えている可能性が高くなります。

3.覚えたいことを40秒かけて復習する

記憶の定着とは、一時的な記憶をもっと安定した長期的な記憶に変容させるプロセスのことです。

記憶の定着のプロセスを速めることはできますが、それでも長続きするように記憶を蓄積するのは時間がかかります。

その確率を高める方法の一つが、覚えたいことを40秒間復習するというものです。『Journal of Neuroscience』に掲載された研究によると、短時間の復習(ある出来事を頭の中で再生したり、会議で誰かが言ったことを確認したり、一連の手順を頭に思い浮かべたり)によって、復習した内容を覚えている可能性が格段に高くなるそうです。

研究者は次のように書いています。

短時間の復習で、複雑で生き生きとした出来事を、1〜2週間にわたって記憶する能力に大きな影響を与える。

また、我々はこの復習効果を脳の特定の部分、つまり後帯状回(記憶に関わる機能があるといわれる)における処理と結びつけた。

40秒の復習というと大したことではなさそうですが、記憶できるようにするには科学的にはそれで十分なはずなのです。

4.覚えたいことを一晩寝かせる

『Psychological Science』に掲載された研究によると、寝る前に勉強しそのあとで寝て翌朝簡単に復習をした人は、勉強時間が短くなっただけでなく長期的な記憶保持力が50%向上したそうです。

なぜでしょうか。要因の一つは、心理学者が「睡眠依存性の記憶の定着」と呼ぶものです。研究者はこう書いています。

分子レベルから現象学的レベルまで得られているさまざまな証拠を見れば、睡眠中の記憶の再処理が、記憶が形を成し最終的にはっきりと形づくられる際の重要な要素であるということには疑いの余地がない。

学習後の睡眠は間違いなく優れた戦略であるが、2回の学習時間の間に睡眠をとるほうが優れた戦略なのである。

つまり一般的な言い方をすれば、一晩寝かせると脳が学習した内容をファイルに保存できるだけでなく、その情報にアクセスしやすくなるのです。

翌朝に少し勉強することで学習時間を分割する場合には、これが特に当てはまります。

良質な睡眠と少しの分散学習を組み合わせれば、何であれ本当に覚えたいことを記憶に留めるための非常に強力な方法になるのです。

ライフハッカー・ジャパン

 

 

いくつになっても記憶力を向上させたいです。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/

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