“腸活”のポイント?

猛暑でも「冷たい水を飲むのをさけたほうがいい」理由だそうです。

以下、ネットニュースより抜粋。

連日記録的な暑さが観測されるなか、気をつけたいのが体調管理。気温や湿度など環境の変化に対応し、健康的な生活を送るために、近年注目されているのが「腸」の働きだ。腸に詳しい世界的権威に話を聞いた。

近年、注目が高まっている腸。テレビやSNSなどで「腸活」や「腸内環境」などのワードを耳にすることも多くなってきている。「腸活」「菌活」「腸内環境」「腸年齢」といった言葉の生みの親でもある一般財団法人辨野腸内フローラ研究所理事長の辨野義己氏は、知られざる腸の役割についてさまざまな研究を行っている。

「『腸活』はこれからの時代にマッチした問題です。現在、良い腸内環境を作るために何をすればいいのかをまとめて、提案をしているところです。分かっていることは、健康寿命を伸ばしていくために『腸活』はとても大事だということ。『腸を制するものが健康を制する』。これに尽きると思います」

辨野氏は東京農工大学大学院を経て、理化学研究所のバイオリソースセンター微生物材料開発室で室長を務める。およそ半世紀にわたり、腸内細菌の生態と分類を研究し続けてきた人物だ。

腸を研究するに至ったのは、ひょんなことがきっかけだったという。「もともと獣医師を目指していたこともあり、理化学研究所でマウスの腸内細菌について研究していました。その後、恩師にヒトの腸内細菌についての研究にリクルートされました。最初は断っていたのですが、『ヒトを含めた動物全体を見るのも獣医の仕事なんだ』と言われ、“だまされて”研究を始めたのが始まりです(笑)」と冗談交じりに明かした。

「『長寿菌』より『腸活菌』の方が今の時代に合うかも」

『腸活』がもたらす効果は大きい。1日30~60分のウオーキングや7時間睡眠など腸に良い生活を促進することによって、免疫力やストレス耐性の向上、アンチエイジングなどの効果が得られ、最近では睡眠の質も向上するとされている。

「男性は下痢、女性は便秘に悩まされていることが多いと指摘されていますが、コロナ禍後の特徴として特に若い人たちの腸が疲弊しているのではないかと感じています。働く人同士うまくコミュニケーションを取れない、直接話もできない。あるいは睡眠不足。その結果、腸の働きがうまくいかず、うつ病になってしまう人も出てきているのではないかと感じています」

今年も暑さが猛威を振るっているが、健康を維持するには腸の働きが大事だ。「夏も腸を冷やさないことが大切です。暑いのでつい冷たい水を飲んでしまいますが、これは避けたほうが良い。代わりに常温の水を口にするように心がけましょう。また、暑い時でもしっかりと汗をかくことも必要だと考えます。特に腸腰筋と呼ばれるインナーマッスルを鍛える。これが重要だと思います」と解説した。

仕事やストレスなど、日々生活を送る中で悩みは尽きない。日ごろの生活において、食事にも気を付ける必要がある。辨野氏は、三食ごとに食物繊維を含む野菜・キノコ類、豆類、海藻と発酵食品を取ることが大切だとしている。

辨野氏は1990年代から「腸活」「菌活」「腸内環境」「腸年齢」といった腸にまつわる流行語を生み出し、2018年には「長寿菌」の存在も提唱した。

「『長寿菌』はビフィズス菌と酪酸産生菌のことを指します。『長寿菌』よりも『腸活菌』という呼び方の方が今の時代に合うかもしれません。酪酸産生菌というのは腸内の最も優勢な菌で、免疫機能、つまり粘膜の正常化にも大きな働きをするのです。腸内で最も優勢に住む腸内細菌の代表選手である酪酸産生能を活性化するためには、食物繊維が必要です。大量に投入すればするほど、その酪酸産生菌の活性が伸びることも知られています」

腸において、最近注目を浴びているのが「グアーガム分解物」だ。この成分は水溶性食物繊維の一種で、善玉菌として知られている「ビフィズス菌」を増やすことで腸内環境の改善、便秘気味の人や、軟便を改善し、胃腸の調子を整える機能があることが報告されている。

「腸内細菌というのは糖尿病や高血圧、さらには腸脳相関(脳と腸内細菌の双方向的に関連した疾患の関係)に代表されるようにアルツハイマー症候群やパーキンソン病など脳に関する病気に関係する、極めて重要な役割を担っているものです。あなたはこれからどのような腸内細菌を大腸で育てるんですか、そう捉える必要がある時代になっていくのではないかと思います」

将来の健康のために「腸」に対する認識を深め、日ごろから気に留めながら、今年も暑い夏も乗り切りたいところだ。

ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム

一般財団法人辨野腸内フローラ研究所理事長の辨野義己氏

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腸活も大切なのですね。

感謝してます。

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