最強の「感謝思考」を身につける?

ポジティブ思考だけでは人生が行き詰まることがあるようです。

以下、ネットニュースより抜粋。

ポジティブ思考は万能ではない!?良き人生を送るための思考パターンとは?

より良い人生を送るために必要なのはポジティブ思考か、それともネガティブ思考か? そう聞かれると多くの人はポジティブ思考と答えるでしょう。なんだかんだ言っても人生は楽しんだもん勝ち。ネガティブ思考から生まれる危機意識が役立つ場面があるかもしれませんが、やはり物事を否定的に考えながら日々を過ごすのは損している気がしますよね。

ところが、ポジティブ思考も良き人生を構築するうえで万能とは言い切れないようです。精神科医の樺沢紫苑さんと、ビジネスマッチングプロデューサーの田代政貴さんの共著『感謝脳』では、その根拠を下記のように説明しています。

「たとえば仕事で失敗した場合などに、ポジティブ思考が強すぎると『失敗はない。気にしない』と考えがちです。良い面もありますが、このままでいいやと成長できない恐れがあります」

このようなポジティブ思考の欠点を補う思考タイプとして、本書が薦めているのが「感謝思考」です。聞きなれない言葉ですが、以下のような特徴があるようです。

「たとえ、仕事で失敗があったとしても『この経験から何を学べるのか?』『学びと成⻑の機会をありがとう』と、前向きに捉えるのが感謝思考。現実の状況をそのまま受け容れ、そこから学びや成⻑を⾒出すことができます」

臭い物に蓋をする側面のあるポジティブ思考に対し、どんな状況にも真正面から向き合って自分の糧にしてしまうのが感謝思考といえそうですね。今回は、無敵ともいえるその思考を身につけるための5つのステップを、本書から抜粋してご紹介します!

【ステップ(1)】「感謝思考」の存在を知り、意識する

ポジティブ思考は「悪いことは考えない」アプローチですが、感謝思考では「良いことに⽬を向ける」ことで、⾃然と⼼も穏やかになっていきます。

良いこと、良くないと思えること、どんなことが起きても、感謝思考であれば、ポジティブに受け⽌めたうえで、そこから学びを得られることにもなります。それが、⼼の成⻑にもつながるのです。

「感謝思考」は、「ポジティブ思考」の長所を兼ね備えた最強の思考法と言っていいのではないでしょうか。その存在を知り、意識することで、大きな変化が生まれてきます。

ポジティブ思考がダメだとか、ネガティブ思考がダメだとか議論するより、感謝思考でいきましょう。

【ステップ(2)】ひとつひとつの「ある」に感謝する

「⾜るを知る」という⾔葉があります。ないものを嘆くより、そこにあるものに感謝すること。「ある」を知る、と言い換えるとよりわかりやすいかもしれません。

たとえば、今、この本を読んでいる空間、椅⼦、明るく照らす照明または太陽、読むことのできる時間など、ひとつひとつの「ある」に感謝してみましょう。感謝の気持ちが湧いてきませんか?

また、うまくいかないことを嘆くのではなく、うまくいっていることを⾒つけて感謝することで⼒が湧いてくることがあります。

韓国のマラソン⼤会に出たときのことです。中盤過ぎたあたりで、左の膝が痛くなりはじめました。

このままでは、ゴールできそうにもない。あきらめそうになったとき、痛くなったところにフォーカスするのをやめてみました。そして、⾜やふくらはぎ、太もも、股関節など全⾝の正常に機能してくれているところひとつひとつに「ありがとう、ありがとう」と感謝していったのです。

そうすると、たちまち感謝の力で前に進むことができるようになりました。そして最後に「それを教えてくれた左膝に感謝です」と伝えたときには、不思議と痛みが消えていたのです。

仕事においてお客さまが減ったとしても、今いるお客さまに感謝する。

身体の⼀部が悪くなったら、その他の正常に機能している部分に感謝する。それに気づかせてくれたことに感謝する。

このように「ある」を知って感謝できるようになると、不思議な⼒が働くようです。

【ステップ③】幸せの基準を低く設定する

日常が失われたときに、それまでの日常に感謝が生まれてくる理由は、その日常という基準が崩壊し、それまであったものがなくなってしまうことにあります。

失うこと=基準が下がる。それが不幸というものです。

では最初から基準を低い位置にしておけないものでしょうか?

幸せの基準を高く設定してしまうと、何をしても幸せを感じられないものです。幸せの基準を低く持ちながら、目標は高く持つと、幸せの度合いが高くなるのではないでしょうか。

普段私たちは、常に「比較」して幸せを感じています。しかし、他人と比較しながら生きていくと、その逆も生まれてきます。

自分よりもはるかに成功している人を見ると、つい比較してしまって、自分が無力に感じられる。私にもそんな時期がありました。でもあるとき、「だめだ、人と比較したってしょうがない。一生、比較しながら生きていくのは嫌だ!」と決意したのです。

もう周囲に振り回されないために、自分にとっての幸せの定義を決めることにしました。

毎日食べていくこと。したいことにチャレンジできる最低限のお金。屋根がある家。いつでも旅に行ける健康状態と時間。理解し合える家族と仲間。

「それらが満たされれば幸せ!」という条件を自分なりに決めたのです。そうすると、「人は人、自分は自分」と、人と比較をする必要がなくなったのです。

幸せの基準ができてからは、それが満たされるような仕事の仕方を逆算して考えるようになりました。

すると、人と比較することもなく、その基準を満たしている状態が毎日奇跡のように感じられ、感謝できるようになっていったのです。

【ステップ④】自分だけの幸せの最低限の基準を作ってみる

お金、心の状態、役割(仕事)、時間、健康、パートナー・仲間、コミュニティ、それぞれを書き出して、自分だけの幸せの最低限の基準を作ってみましょう。

日常の感謝を忘れないためにも、常に振り返られるようにしておきましょう。

書き出し方の例

お金 生きていくため、食べていくための最低限の金額を計算してみる

心の状態 どんな心の状態が理想なのか書き出してみる

役割(仕事) 自分ができること、理想的な仕事を書き出してみる

時間 趣味の時間、家族との時間、年に2回旅行するなど

健康 理想的な健康状態、登山ができる身体など

パートナー・仲間 どんなパートナーや仲間が理想なのか書き出してみる

コミュニティ 学び、趣味、地域などとの関わり方の理想を考えてみる

【ステップ⑤】感謝で感情をコントロールする

「感情を制するものは⼈⽣を制する」という⾔葉があります。私たちは感情の⽣き物と⾔ってもいいほどです。ネガティブな感情の時間が⻑いと、⼼が疲弊していきますし、⼈付き合いもうまくいかなくなります。

ネガティブな感情から⼀刻も早く抜け出して、ポジティブに前向きに進むためには、起こった出来事と、感情をいったん切り離して、俯瞰してみましょう。

出来事そのものは事実として存在しますが、そこにどのような感情を抱くのかは⼈それぞれが持っている思想や想念で違ってきます。

重要なのは、その出来事に対して感謝を⾒出すことです。そうすると、爆発しそうなネガティブな感情も鎮まりやすくなります。反射神経を「感謝神経」に変えるイメージです。感謝で感情はコントロールできるのです。

悲しいことが起きたら、感謝することで、喜びに変えていくことができます。

怒りが⽣じたら、感謝することで、優しさに変えることができます。

恐れが⽣じたら、感謝することで、安⼼へと変えることができます。

感情をコントロールできるようになると、⼈⽣は穏やかでより良いものとなります。

『感謝脳』

著者:樺沢紫苑/田代政貴 飛鳥新社

構成/さくま健太

webマガジン mi-mollet

 

 

全身等に感謝をするお話しを、他の記事やユーチューブでも見聞きしました。

感謝は大切なのですね。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/

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