その疲れ、“脳の疲れ”かも?

回復のカギは「大谷選手」に「涙」 脳神経外科医が教える『休息の技術』だそうです。

以下、ネットニュースより抜粋。

仕事・家事・育児…日々の生活に、疲れていませんか?

「休息=ダラダラすること」ではありません。

自分の疲れを理解して、自分に合った回復法でリセットする。

脳神経外科専門医の菅原道仁氏に『休息する技術』を教わります。

■現代人の疲れの正体は「脳疲労」

「疲れ」は大きく分けると2種類あります。

・肉体的な疲れの「体の疲れ」

・精神的な疲れの「脳の疲れ」

脳は睡眠中もずっと働いているため、1秒たりとも休むことがありません。

現代人は機械の普及で体を使うことが減った一方で、インターネットの普及で脳を使うことが増えました。「脳の疲れ」は現代人の疲れの大半を占めています。

脳が疲れると・・・

・集中力や持続力が低下

・作業効率が悪くなる

・ミスが多くなる

・最悪の場合健康被害も

脳の疲れは、自律神経の疲れの他、ストレスなどを感じることで生じる心の疲れがあります。

菅原脳神経外科クリニック 菅原道仁院長:

体の疲れは休めば多くは回復します。脳や心の疲れはなかなか自覚しづらくて、頑張りすぎてしまう方が多いのを患者さんを見ていると実感します。

休むのに抵抗があって、だけどやらなければいけないという責任感が前面に出てしまう方が多い印象です。

■脳(心)の疲れチェックリスト

脳の疲れはまず自覚することが重要です。以下の項目にあてはまるものはありますか?

【1】注意力が散漫になる

【2】人と会話をすると疲れを感じる

【3】小さなことでイライラする

【4】集中力が続かずミスをすることがよくある

【5】簡単な作業でも疲れる

【6】急に怒ったり泣いたりすることがある

【7】何もしたくない、やる気が全く起きない

【8】起きるのがつらい

【9】食欲がないまたは過食気味

【10】眠れない日が続いている

あてはまる項目が1つの人は脳のエネルギー容量の残りが90%。3つの人は70%。

あてはまる項目が増えるごとに、10%ずつ脳の容量が減っていくイメージです。

■【脳の容量20%の人は…】大谷選手に学ぶ思考術 「リフレーミング」

脳の容量20%。疲れを非常に感じている方は、完全に無気力になる前に、「リフレーミング=視点を変えること」が大事です。

感情をつかさどる扁桃体が活性化され、心理的な負担が大きく軽減します。

例えばグラスに水が半分入っている場合、

「もう半分しか残っていない」ではなく「まだ半分もある」と考え方を転換することで、心理的な負担が減ります。

例)

「白髪が増えた」⇒「自然体で落ち着いた大人の魅力」

「買い物で無駄遣い」⇒「経済を回している」

例えば実際にこんなことがありました。

2023年のWBC準決勝のメキシコ戦で、スリーランホームランを打たれ、劣勢の場面。

大谷翔平選手は、「こんな簡単に世界一になったら面白くないよね。こういうのがあるから世界一は価値がある。さあ行こうぜ」と仲間を盛り上げたそうです。

その後、村上選手の2点二塁打で逆転サヨナラ勝ちをし、日本は決勝へ進出しました。

菅原脳神経外科クリニック 菅原道仁院長:

事実は変えられなくても、意味づけは我々の心の持ちようで変えられる。

プラスに考えられるような自分に役立つ考え方にできれば、同じ出来事でも、心や脳への負担が減ってきます。

≪リフレーミングの練習≫

「夫の小言がうるさい」をポジティブに変えると?

恵俊彰の回答⇒「いろんなことに気がつくのね」

杉浦太陽の回答⇒「私のこと大好きやん」

菅原院長の答えは・・・

「長年一緒にいるからこそ出る関心のかたち」

菅原院長:

小言の内容に関してはアドバイスとして受け止めながら、自分にかかる負担をリフレーミングで減らす。責任を感じることではなく、次から頑張ろうかなって変えていけばいい。

「何だよ」って思うとどんどん自分の心の容量が減ってきてしまうから、変えた方がメリットが大きいです。

■【脳の容量60%の人は…】人間の集中力は15分「短時間休憩」のススメ

脳の容量60%、そこそこ疲れている人には「短時間休憩」がおすすめ。

菅原院長によると、人間の集中力は継続して15分。

休憩をはさまない場合45分あたりで限界を迎え、休憩を挟まないとリセットされないといわれています。

15分に1回は首を回す、深呼吸するなどのショートブレイクをして、1時間に1回は5〜10分の短時間休憩を取り入れましょう。

菅原院長:

疲れやすい方は、頑張ってしまって全速力で走り抜けてしまうんですけど、やはり途中途中で軽いストレッチでもいいので、少し肩を回したり首を回したりするのがいいです。

実は休憩にはもう一つメリットがあって、「中途半端で終わると次が気になるのでモチベーションが維持しやすい」ということもありますから、あえて区切りが悪いところでやめるのもコツです。

■【脳の容量が80%の人は…】脳疲労は「涙」でリフレッシュ

少し疲れているという人は、休日に「涙」でリフレッシュするのはいかがでしょうか?

東邦大学医学部生理学教室有田秀穂教授(現・名誉教授)の研究によると、涙には3種類あります。

▼ドライアイなどで流れる基礎分泌涙

▼目にゴミが入ったり、玉ねぎを切ったりしたときに流れる反応性の涙

▼心を揺り動かされたときなどに流れる情動性の涙「感動の涙」

「感動の涙」には、副交感神経を優位にする動きに加え、不安などの負の感情を吐き出すカタルシス効果を得ることもできます。

菅原院長によるとストレス緩和効果は一定期間続くと考えられるので、週末などのリフレッシュできるタイミングで、感動できる小説や泣ける映画を見るのがおすすめです。

菅原院長:

あえて涙はこらえるものではなく、泣くというのもメンタル的には疲れを取ってくれます。

(ひるおび 2025年9月17日放送より)

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モノは考えようだと、昔言われたことがあったなぁと思いました。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/

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