心のバランスを整えるのに使える習慣?

落ち込んだ時ほど使いたい「メンタル」習慣【科学的に証明された すごい習慣大百科】

以下、ネットニュースより抜粋。

三日坊主という言葉が示すように、新しい習慣を身に着けるのに苦労している人は多いのではないでしょうか。自分は意志が弱いと落ち込んだり、続けられる人は特別だと思ったり。

じつはそれ、思い込みです。私たちの脳は「現状維持を好む」性質があり、新しい行動を始めるのが億劫だったり、続かなくなるのは脳の初期設定。そう教えてくれるのは70冊以上の著書を持つ言語学者の堀田秀吾先生。習慣は「原理とコツさえつかめれば、驚くほどスムーズに」身に着けることができるのだそうです。

堀田先生の最新著書『科学的に証明された すごい習慣大百科』(SBクリエイティブ)には、ハーバード、スタンフォード、オックスフォード……などの研究機関において証明された112個のテクニックが紹介されています。

今回はその本の中から、心のバランスを整えるのに使える習慣をご紹介します。ちょっと心が疲れたなと思ったら、これらの習慣を思い出してみてください。

文/堀田秀吾

無理に笑わない

悲しいときに無理して笑うとさらにブルーになる

◆自分の気もちに反して笑顔をつくると気分がさらに落ち込む

笑顔には、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールを軽減させる効果があります。ただし、悲しいときに無理をして笑うのは逆効果です。落ち込んでいるときや悲しいときは、無理して笑う必要などないのです。

ノースウエスタン大学のラブルーらの研究によると、「自分の気もちに反して笑顔をつくると、気分がより落ち込む」ということが判明しています。

彼らは、「人はどれくらいの頻度で笑い、笑顔の動機となる感情は何か」を調べるために3ステップの実験を行いました。

まず最初に、108人の被験者に対して、「今日1日でどれくらい笑顔になったか?」に加え、「気分がいいときに笑うと思うか? それとも気分をよくするために笑うと思うか?」という2択の質問に答えてもらいました。

そのうえで、「自分の人生にどのくらい満足しているか?」というアンケートにも回答してもらいました。

次に、別の63人を被験者とし、さまざまな写真を提示し、「面白い写真を見つけたら笑ってください」と指示を出しました。

最後に、さらに異なる被験者85人に対して、「自分が幸せを感じて笑顔になる状況をリストアップしてください」と伝えたうえで、各被験者の人生の満足度を調査しました。

3つの実験を分析した結果、「幸福を感じていないときに笑う被験者は、笑顔をつくると逆に気分が落ち込みやすくなる」ということがわかったそうです。

さらに、「幸福を感じているときに笑う被験者は、笑顔になると気分がよくなる」ということもわかったといいます。

つまり、うれしいときは我慢せずに笑ったほうが気分が上がり、悲しいときは無理をして笑うのではなく、素直に泣いたり落ち込んだりしたほうがいいというわけです。

涙を流すとコルチゾールも一緒に発散されるため、気もちも晴れやすくなります。思いっきり泣くと、妙に気もちが落ち着くのは偶然ではないのです。

◆玉ねぎを切って涙を流しても気もちはスッキリしない理由

だからと言って、気もちをスッキリするために、玉ねぎを切り刻んで涙を流せばいいというわけではありません。

山口県立大学看護栄養学部の高路(こうろ)らの研究によると、「玉ねぎの刺激に対する反応として出る涙と、感動する映像を見て流す涙とでは異なり、玉ねぎを切るときに出る涙にはコルチゾールはほとんど入っていない」ことが明らかになっています。

自然に委ねることです。

泣きたいときに泣き、笑いたいときに笑うようにしてください。

【うれしいときは我慢せずに笑い、悲しいときは無理して笑わず素直に泣く。自分の気もちに正直な行動がメンタルにいい】

運がいいと思い込む

科学的には運がいいと思うから運がよくなる

◆ラッキーボールと告げられたらカップイン率が35パーセントアップ

人間の思い込む力を侮ってはいけません。ケルン大学のダミッシュらの研究チームが行った実験は、いかに思い込むことが大切かを物語る範例と言えるでしょう。

彼らは、参加者全員にパターゴルフをしてもらい、半数の人だけに「あなたの打つボールはラッキーボールです」と知らせました。

すると、ラッキーボールと告げられた半数の人のカップイン率は10球中平均6.75回、対して告げられなかった人たちは10球中平均4.75回でした。なんとラッキーボールと告げられた人たちのほうが、カップイン率が35 パーセントもアップしたのです。

◆思い込み力で「運」を味方にすることができる

また、「ラッキー」について客観的、科学的な視点から研究する第一人者であるハードフォードシャー大学のワイズマンの調査でも、自分が幸運だと信じている人は、運を呼び込む傾向があると述べています。

この調査では、自分を幸運と思う人と、不運と思う人を集め、両方に新聞を渡し、そのなかに写真が何枚あるかを探させるという実験を行っています。

じつはこの新聞、ページの半分を占めるスペースに、高さ2インチを超える大きな活字で、「これを見たと実験者に言えば250ポンド(=約5万円)がもらえる」というメッセージが書かれており、実験の意図するところは写真を探すのではなく、このメッセージに気がつくことができるかというものでした。

その結果、不運と思っている人ほど気づくことができなかったという結果が明らかになったそうです。

ワイズマンは、「幸運な人と不運な人は、自分のいい運や悪い運の本当の原因についてほとんど認識していないが、彼らの考え方や行動が彼らの運命の多くを左右している」と説明しています。

視野が狭く、行動力に乏しいと、あったかもしれない“ラッキー”を見過ごしてしまうのです。「自分はツイていない」と嘆く前に、変えられることはたくさんあります。生まれながらに運が悪い人などいないのです。大切なのは、思い込む力なのです。

【自分は運がいいと思い込んで、とり組む、行動する】

*  *  *

『科学的に証明された すごい習慣大百科』

著者/堀田秀吾

サライ.jp

 

 

運がいいねと人から言われても嬉しくなります。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近のコメント