大切なのは「心の持ち方」を少し変えることだそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
どんなに前向きな人でも、落ち込むときや嫌な記憶にとらわれる瞬間はあります。そんなときこそ大切なのは「心の持ち方」を少し変えること。物事の捉え方を変え、嫌な記憶を断捨離することで、心の疲れを和らげることができます。心理学の考え方をヒントに、今日からできる心のリセット術を書籍『働きすぎで休むのが下手な人のための 休息する技術』より紹介します。
※本稿は、菅原道仁著『働きすぎで休むのが下手な人のための 休息する技術』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
リフレーミングで気持ちをラクにする
気持ちが落ち込んでいるときは、たいてい物事を客観視することができていません。とかく悪いほう、悪いほうに考えてしまいがちです。言わずもがな、心は疲れます。
そんな自分に気づいたら、いったん立ち止まって冷静になり、「本当にそこまで悪いことなのか」あるいは「別の捉え方はできないか」と、問いただしてみましょう。「今、○○ということに対し、○○であると自分は考えている」と言葉にして内容を整理すれば、抱えている問題やネガティブな感情を客観視することができます。
このように、「見えているものや置かれている状況の枠組みを外し、別の枠組みにすること」を、心理学用語で「リフレーミング」といいます。「視点を変えること」と同義で、リフレーミングを活用すると、心理的な負担を大きく軽減することができます。
例えば、目の前にあるペットボトルのドリンクが半分入っている場合、「もう半分しか残っていない」ではなく、「まだ半分もある」と考えれば、心にゆとりが生まれます。
それまで書けていた漢字を思い出せずに書けなくなってしまったら、「物忘れがひどくなった」ではなく、「パソコンやスマホの登場で漢字を書く機会が減ったから仕方のないことであり、読めれば日常生活には困らないから問題ない」と捉えるだけで、気持ちはきわめて軽くなるでしょう。
健康診断の数値が悪かったとき、落ち込むのではなく「生活を見直すよいきっかけになった」というふうに捉え方を変えましょう。また、几帳面すぎる性格を自覚している人であれば、それに悩むのではなく「正確さが求められる仕事に向いている」というようにプラスの面に目を向けましょう。
視点を変え、視野を広げれば、同じ物事や出来事であっても意味合いはまったく変わってきます。短所の陰に潜んでいた長所の発見につながり、苦手だったことを克服できる可能性も広がるので、常日頃からリフレーミングを意識してみてください。
嫌な記憶を断捨離「忘れる力」を磨く
年を重ねて物忘れが進むことを心配する人がいますが、その必要はありません。人間の脳の容量には限界があり、そもそも忘れるようにできているからです。程度の差こそあれ、若い人とて一度覚えたことを忘れてしまうことがあります。
忘れっぽい自分を悲観したり、悩んだりせず、「忘れてしまった記憶があるぶん、新しいことを覚えるためのスペースが脳に生まれた」とプラスに考えましょう。前項で紹介したリフレーミングが、まさにこれにあたります。じつは忘れるということは、新しいことを覚えるのと同じくらい重要なのです。
ただし、自分にとって過去の嫌な記憶ほど忘れにくいという特徴があるので、その点には気をつけましょう。いつまでも忘れられないと、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症してしまうこともあります。心に疲れを蓄積させないためには、そうしたマイナスの記憶を忘れるように働きかけることが大切です。
嫌なことを思い出して止まらなくなってしまったときや、自分と合わない人のことばかりを考えてしまうときは、まったく違うことをして思考を停止するように仕向けましょう。物理的に考えることをやめ、脳を別のことに使うのです。
例えば、音楽を聴いたり、読書をしたり、映画やドラマを観たりして心が揺さぶられる感情を呼び覚まし、胸の中でくすぶるモヤモヤ感を上書きするのもひとつの手でしょう。瞑想したり、大好きな趣味に没頭したりするのもいいと思います。
そもそも自分と合わない人、嫌なことをされたり言われたりした人、喧嘩やもめ事を起こしてしまった人がいて、それが悩みの種になっている場合は、なるべく会わないようにするなど、物理的に距離を置くようにしましょう。それだけで、嫌な記憶がよみがえる頻度は確実に低くなります。
大切なのは、今よりも思い出す機会を減らすことです。現実逃避は決して悪いことではありません。人間に備わっている「忘れる力」を磨き心をいたわってあげましょう。
菅原道仁(脳神経外科医)
PHPオンライン
「忘れる力」も必要なことなのですね。
感謝してます。
りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/