「ない」と「ある」という言葉

コップに入った水が半分。「もう半分」と「まだ半分」、どちらを思いますか?

以下、ネットニュースより抜粋。

私がカウンセラーとして実感することは、ストレスを抱えている人の話には、語尾に「ない」が言葉がつくことがとても多く、「ある」や「いる」の言葉がとても少ないということです。

つまり、「チャンスがある」「支えてくれる人がいる」「自分には力がある」といった言葉を聞くことはとても少ないのですが、「つまらない」「時間がない」「持っていない」「いない」「できない」「やったことがない」「自信がない」「お金がない」という言葉を聞くことはとても多いのです。

しかし、こうした「ない」がつく話を聞くにつれ、「それは、本当に“ない”のだろうか?」という疑問が浮かびます。

たとえば、カウンセリングで「私の人生は、とてもつまらないんです……」といった悩みを聞くことがよくあります。たしかに、今生きている人生はその人が理想とするような生活ではないかもしれません。しかし深く話を聴いていくと、周囲にはその人を支えくれる人がいたり、仕事を続けていたり、健康面や生活には困っていなかったりと、まったく絶望的な状況ではないことが多いのです。

このように、人生を充実させるために役立つ資源を既にたくさん持っているのに、それらを活用して自分が思い描くような人生を送れていないことにとらわれ、がっかりしたり、自信を失ったりしている人が多いように感じるのです。

◆「ある」もの「いる」ことを思い出すと、自分が持っている豊富な資源に気づく

「ない」という言葉が多いのは、「ない」ことへのこだわりが強いためだといえます。しかし、「ある」ことや「いる」ものに意識を向ければ、その人は結構たくさんの資源を持っていることに気づくことができます。

このような「ない」ことへのこだわりは、長い人生で形成してきた考え方のくせであり、何気なく思い浮かんでしまうものです。したがって、「この考え方のくせに縛られて、つらい状況に生きていると思い込んでいるのではないか?」と、一度振り返って考えてみるのがおすすめです。

そして「ない」という言葉が頭に浮かぶたびに、自分が体験して「いる」こと、自分の周りに「ある」ものに目を向けていきましょう。たとえば、「つまら“ない”毎日」から「楽しいことが“あった”瞬間」へ、「〇〇ができ“ない”」から「環境を変えればできる可能性が“ある”」へ、「お金が“ない”」から「稼ぐ力やチャンスが“ある”」へ……。

このように「ない」という言葉が思い浮かんだ時には、身近な「ある」ものや「いる」ことに意識を向けていきましょう。すると、自分が既にたくさんの資源を手にしており、理想に近づいて生きていると気づくことができます。

こうして、「ある」や「いる」という言葉で自分の生活を満たしていきましょう。すると、「ない」にこだわり、憂うつや不安になる必要はないのだということに気づくことができます。

大美賀 直子

 

どちらに目を向けるかで、見え方が大きく違います。

ヒプノセラピーでも「視点」を変えるというものがあります。

視点を変えると、新たな気づきが あるかもしれませんよ。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近のコメント