座ったまま静脈血栓予防体操

座りっぱなしも良くないようです。

以下、ネットニュースより抜粋。

長引くテレワークや、GW中の「ステイホーム」で、一日中座りっぱなしの時間が多かった人もいるだろう。仕事などでパソコンを使い、一息入れるときにテレビを見て、さらに、ストレス発散のゲーム。このように体を動かさない状況が長らく続くことで、注意しなければいけないのが「静脈血栓塞栓(そくせん)症」。

脚などの静脈の血流が悪くなって血栓が生じて詰まる、あるいは、血栓が肺動脈へ運ばれ、肺塞栓症という命に関わる事態につながる。

「テレビを5時間以上見る人は、2・5時間未満の人に比べて、肺塞栓症のリスクは約2・5倍とも報告されています。また、以前からコンピューターやゲームで長時間動かずにいることで、若い方でも肺塞栓症を起こす可能性があることが国内外で報告されています」

こう警鐘を鳴らすのは、東邦大学医療センター大橋病院循環器内科の池田長生(のぶたか)助教。数多くの静脈血栓塞栓症や肺血栓症の診断・治療を行っている。

全身に血液を供給する動脈は、心臓のポンプ機能が重要な役割を果たしている。一方、血液を心臓に戻す静脈は特に脚の場合、筋肉の収縮がポンプ代わりになり、重力に逆らいながら弁の働きで血液が流れる仕組みがある。長時間座りっぱなしでは、筋肉のポンプ機能が弱まり、血液の流れが悪くなりやすいのだ。

「肺塞栓症の患者さんの約14%は亡くなっているとのデータもあります。命に関わる事態になる前に、前触れを見逃さないことも大切です」

静脈血栓塞栓症のサインは次のとおり。

〔1〕左右どちらかの脚のふくらはぎが腫れたりむくんだりして、外周の差が3センチ以上。

〔2〕ふくらはぎにうずくような痛みがある。

〔3〕片方の脚が、赤色などに色が変化している。

「脚が腫れて痛くなった後、息苦しいときには肺塞栓症の疑いがあります。脚が腫れて痛い、息苦しいといったときには、循環器内科を受診してください」

こう話す池田医師は、東京都内の医師会に働きかけ、「ステイ・アクティブ・アット・ホーム」というメッセージを広めるために尽力している。家でじっとしているのではなく、部屋の中でもこまめに体を動かすことが、静脈血栓塞栓症や肺塞栓の予防につながる。

「筋肉のポンプ機能を維持するためには、ふくらはぎを動かす運動がポイントになります。脱水症状も血栓を生じやすくするため、こまめに脚を動かし、適度な水分補給も心掛けていただきたいと思います」

池田医師が推奨する体操(別項)を参考に、室内でも体を動かそう。また、心臓病や腎臓病をすでに抱えている人は、水分補給の方法については主治医に相談を。静脈血栓塞栓症を予防すれば、医療崩壊抑止の一助にもなる。コロナも怖いが、身近に忍び寄る病気の予防もお忘れなく。 (安達純子)

●池田医師推奨「座ったまま静脈血栓予防体操」

(1)椅子に座った状態で、両足をそろえてかかとを上げる

(2)かかとを床に戻す

(3)かかとを床につけた状態で、つま先を上げる

(4)つま先を元に戻す

(5)(1)~(4)をゆっくり交互に繰り返す

※上記の体操に加え、30分~1時間に1回は椅子から立ち上がる。

【今から始めよう!70代まで働く健康術】

夕刊フジ

 

気がついた時にやるようにしたいです。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/

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