ストレスと慢性的な痛みを和らげる呼吸と瞑想とは、どのようなものでしょうか?
以下、ネットニュースより抜粋。
「戦うか逃げるか反応」に息を吹き込む
幸いなことに、呼吸法を含むリラクゼーション方法はこれらの影響に対抗します。「研究によると、呼吸法などを行うことでSNSとHPAの活性化を減らし、炎症性分子の放出を制御します」とグラント博士は言います。定期的に実践すると、ストレスの多い状況の中、バランスを取り戻すための脳の能力が強化されます。
グラント博士によると、2つの有益な呼吸法は4-7-8呼吸(4回息を吸い、7回息をホールドし、8回息を吐く)と交互の鼻呼吸ナーディショーダナです。これらのテクニックは、血流を改善することで痛みを直接軽減し、体により多くの酸素を供給します。また、迷走神経を刺激することで間接的に痛みを軽減します。これにより、副交感神経系(PNS)が誘発され、痛みの知覚が変化します。 PNSをブレーキペダル、SNSをアクセルペダルと考えてください。
試してみて:心と体をリセットして落ち着かせるために、毎日5分間、4-7-8呼吸または交互の鼻孔呼吸を練習してみましょう。
ストレスの可視化はストレスを消すことにつながる
ストレスや慢性的な痛みと戦うためのもう1つの強力なツールはビジュアリゼーション(可視化)です。
痛みを伴わずに体が効果的に機能していることを想像したり、ポジティブな感情でいられている状態を心に描いたりすると、呼吸のペースがゆっくりになり、血圧が下がり、痛みの信号が最小限に抑えられます。これらはすべて、慢性的な痛みの軽減に効果的です。
穏やかな海の波や風に揺れる森の木々を心に描くなど、心を落ち着くイメージとビジュアリゼーションのテクニックもストレス反応を緩和するのに役立ちます。イメージ風景を通して落ち着きを育む秘訣は、できるだけ多くの感覚を刺激することです。顔に受けるそよ風、海水の香り、足元に触れる泥のやさしいぬかるみの音を想像してみてください。海鳥の鳴き声や木々の間の夕日の色を想像しましょう。瞑想と同様、最大限の効果を得る上で一貫して行うことが重要だとグラントさんは言います。
試してみて:朝起きたとき、または就寝前に、ビジュアリゼーションを2~3分行いましょう。
教えてくれたのは…アヌーシャ・ウェジャヤクマールさん
※ヨガジャーナルアメリカ版/「Breathing and Meditation for Stress and Chronic Pain」より翻訳
Translated by Hanae Yamaguchi
ビジュアリゼーションの所を読んでいて、ヒプノセラピーの追体験のことが浮かびました。
追体験とは、過去に体験した出来事を、セラピーを行いながらもう一度体験することです。
ヒプノセラピーで有名なものに前世療法や年齢退行があります。
セラピーを行うと、潜在意識と繋がりその時の出来事がまさに「今」体験している出来事のように感じるのです。
あまりに大きな出来事すぎて、耐えられない場合は別の方法をとります。
例えば、今現在の自分と切り離して、映画のようにただの映像として過去の出来事を見る方法。前世のことならば、その人生はもう終わっているものだということを伝え、今現在の自分として前世の出来事を見る方法など、色々な方法があります。
もし、その大きな出来事が、今現在の自分にとって耐えられないものであるならば、潜在意識の奥底にしまわれて、表に出てくることはありません。
潜在意識は、今現在の自分のために働いてくれます。
潜在意識の「自分」の思いが、顕在意識の「自分」の思いと違っていることが多々あります。
自分の「本当の思い」を知ると、気持ちが楽になります。
感謝してます。
りくりとりっぷホームページ:http://rikuritrip.net/