精神科医が教える、前頭葉を鍛える方法だそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
言葉を話したり感情をコントロールしたりと、様々な働きを担っている前頭葉ですが、脳の中で最も早くから衰え始める場所と言われています。脳の老化を防ぐために、今日からできることとは?精神科医が解説します。
■前頭葉とは
前頭葉は、脳の前側の部分に位置し、大脳の3分の1を占め、運動、言語、記憶、感情など生活する上で欠く事ができない様々な活動の中心的役割を担っています。
具体的には、
1)ことばを発する
2)物事をこなしていく中で必要な記憶を出し入れする
3)感情のコントロール
4)計画の立案、実行
5)物事を判断する
6)集中力を維持する
7)自ら進んで、体を動かしたり、コミュニケーションをとったりする
などです。
このように様々な働きを担っている前頭葉ですが、脳の中で最も早くから衰え始める場所と言われており、20代をピークに、その後は、歳を重ねるごとに徐々に働きが悪くなっていき、60歳を過ぎる頃には、物忘れや集中力の低下、イライラややる気の低下などを自覚するようになります。
歳を取れば、仕方ないと思う方もおられるかもしれませんが、2023年に構成労働省から発表された高齢社会白書によると、男性では60代前半では8割強の方が働いており、60代後半で約6割、70代前半に入っても約4割が仕事をしておられます。
そして、女性も60代前半では働いている人は約6割、60代後半でも約4割の方が働いておられます。
つまり、今や60代70代は、まだまだ現役お仕事世代。前頭葉の働きが衰えては困るのです!
■前頭葉の衰えを防ごう!
最も早くから老化が起こり始め、働きが衰えていく前頭葉ですが、少しでも老化を遅らせ、物忘れや集中力の低下などが起こりにくくするためには、どうすれば良いのでしょうか?
前頭葉の機能を維持するために、前頭葉を鍛える方法について紹介いたします。
■■①散歩は、毎日違うコースで
健康維持のために、散歩を日課にして、取り組んでいる方は、沢山おられるかと思いますが、前頭葉は好奇心旺盛で新しいもの好きです。
なので、散歩がいつも同じコースだと、前頭葉は刺激されず、鍛えることができません。
そこで、一工夫!
散歩のコースを毎日変えてみましょう!
毎日が難しい場合は、週ごとにコースを変えるでもOKです。
いつもとは違うコースを散歩することで、前頭葉が刺激され、年齢による脳機能低下を緩やかにしてくれます。
■■②週に1度は、いつもと違うことをする
毎日の生活って、基本、同じ事を同じリズムでこなしますよね。
そのいつも同じは、前頭葉にとっては、容易いこと、なんの刺激にもなりません。
そこで、まず1つ。
週1回は、利き手と違う手を使って歯磨きしてみましょう!
利き手と反対の手で歯磨きしている人は、週1回は利き手で歯磨きしましょう。
そして、次に、朝の食事。
パン食の方は、毎日パン食。ご飯食の方は、毎日ご飯ですよね。
それを365日繰り返していては、前頭葉の半分以上の細胞が働く必要がないために退屈で眠ってしまいます。
前頭葉の細胞が眠ってしまわないように、時々は、パンではなくご飯。ご飯ではなくパンを食べてみましょう!
いつもと違う行動は、前頭葉を刺激し、活性化させ、脳機能の維持に繋がります
■■③若い頃のアルバムをみて、ワクワク体験
若い頃のアルバムを見ると、楽しい気持ちになりませんか?
それは、若い頃の懐かしい思い出が脳内のドーパミン分泌を盛んにし、気持ちを高め、楽しい気持ちにさせているのです。
このドーパミンと呼ばれる物質は、前頭葉の働く上で最も重要な神経伝達物質です。
ドーパミンは、歳を取ると減少するため、分泌を促すことで、前頭葉の働きをよくすることができ、記憶力や集中力などの脳機能の向上につながります。
ぜひ、試してみてください。
■まとめ
前頭葉は、脳の司令塔と呼ばれる脳の中心的役割を担う場所ですが、老化による機能低下が最も早くから起こる場所で、前頭葉の機能低下が日常生活や社会生活に及ぼす影響は計り知れません。
ですので、日頃より前頭葉を鍛えて、働きを強化しておくことは非常に大切です。
この記事で紹介した3つの前頭葉の働きを良くする方法を参考に、歳を重ねることで起こる物忘れや集中力の低下、感情の不安定さ、言葉の出にくさ等が少しでも軽くなるように生活を工夫してみてください。
文/豊田早苗
ヨガジャーナルオンライン
意識していつもと違うことをしてみようかと思いました。
感謝してます。
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