日光は健康にプラス?それともマイナス? を米専門家が語るそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
私たちの身体は、生きていくために日光を必要としている。これは紛れもない真実である。しかし、アメリカ合衆国保健福祉省(HHS)による256種類の発がん性物質のなかには日光も含まれる。これもまた疑いようのない真実だ。
はたして日光は、身体にとって良いのだろうか? それとも悪いのだろうか?
世間では、日光の浴び過ぎは良くないと言われている。日焼け止めクリームを塗らずにビーチに出たことのある人なら、過度の日光浴がなぜ体に悪いとされているのか、よくご存知のはずだ。
ただし、私たちの肉体にとって欠かすことのできないビタミンDを生むためには、短時間の日光浴が必要だともいう。
ではいったい、どれだけの日光を浴びれば良いと考えるべきなのだろうか? 専門家の意見を聞いてみた。
はたして日光は身体に良いのか?
身体にとって必要なのは、日光そのものというよりも、紫外線を浴びることで体内で合成されるビタミンDである。
ビタミンDの働きによって、健康な骨に不可欠なカルシウムやリンなどの栄養素が体内で吸収されることになるからだ。ビタミンDが不足すれば、私たちの骨は衰えることになる。
さらに、ビタミンDには心臓病やがん、認知機能の低下、感染症などを予防する働きがあることが複数の予備的研究(本調査に先立って行われる研究)によって示されている。ただし、これらの関連性を証明するにはさらなる研究が必要である。
疑似科学(科学的な裏付けを伴わない“科学的事実”)のなかには、日光の効果をさまざまに謳(うた)うものが散見される。
日焼け対策への正しい知識は必須
無防備な日焼けには危険がともなうということは、覚えておくべきことである。特に午前10時から午後2時までの、日射しが最も強くなる時間帯に日を浴び続けてしまうと、「深刻な健康問題につながりかねない」と、皮膚科医で米『Men’s Health』アドバイザーのコリー・ハートマン医学博士は警鐘を鳴らす。体内のコラーゲンが破壊されてしまい回復不能なダメージが皮膚に残り、老化が早まってしまうというのだ。コラーゲンは、皮膚や骨、その他の体組織を構成するタンパク質の一種だ。これが不足すると、皮膚のシワやシミの原因になる。
紫外線にがんを引き起こす作用があることは良く知られている事実だ。紫外線によって損傷した皮膚細胞のDNAが無秩序に増殖してしまうためである。そればかりでなく、紫外線は目の細胞も傷つける。白内障や視力低下の原因ともされている。
日焼け止めに含まれる化学物質によって皮膚がんが引き起こされるという誤った情報が、ソーシャルメディア上で広まっている。日焼け止めに混じるベンゼンという化学物質が問題視され、製品のリコールが起きているのだ。テキサス大学医学部の癌センターによると、リコール対象となっている製品に含まれるとされるベンゼンは、製造過程におけるなんらかのミスで混入したものである可能性が高い。稀(まれ)にそのような事態が起きるようだが、日焼け止めを使わないことのリスクの方が高いという。
ビタミンD欠乏症の大半が、日焼け止めの使用によるものではなく、屋外での日光浴不足が原因であるとされている。日焼け止めを使用することで体内への紫外線の取り込みが妨(さまた)げられることは研究でも示されているが、そのことによる悪影響は少ないと言っていいだろう。ビタミンDの生成に影響を及ぼすほどの日焼け止めを使用している人は「ほとんどいない」とハートマン博士は言う。「実生活で使うレベルの日焼け止めによって、ビタミンDのレベルが下がることはほぼない」とハートマン博士は述べている。
ハートマン博士によれば、毎日20分程度(日焼け止めを使用した状態で!)日光を浴びることで十分な効果を得られるという。体内での恩恵を得るに足るだけのビタミンDが、その日光浴によって得られるのだ。
MEN’S CLUB
日焼け止めを使用は大切なのですね。
感謝してます。
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