嫌なことをやり過ごすために効果的な体の使い方と思考術だそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
私たちは無意識に体を必要以上に力ませたまま生活することが日常化しています。このシリーズでは、そんな緊張状態が姿勢や動作などにどのように影響するのかを探究しているアレクサンダーテクニークの実践者が、解剖学的な視点を交えて心身の悩みについて考察し、思考を変えることで姿勢や動作を変え、心の在り方へもアプローチする方法を提案します。54回目のテーマは「ストレスとの付き合い方」です。
■ストレスの要因も解消法も多種多様にあるけれど
私たちは日々、ストレスにさらされながら生きています。仕事に関するプレッシャーや焦り、人間関係における怒りや悲しみ、将来に対する不安など、ストレスの種類は多種多様なうえ、ひとつの問題が解決してもすぐに別の問題が浮上して新しいストレスになるといったことを繰り返しています。
一方でストレスの解消法もたくさんあります。アロマテラピーなど五感を通したリラックス法やスポーツ、ワークアウトなどの運動による発散法のほか、休息を意識的にとるようにしたり、瞑想やマインドフルネスによって心を落ち着かせたりする、などなど。しかしながら、仕事をしているその瞬間など、これらの解消法をすぐに取り入れるには難しいこともありますよね。でも手が放せないときにこそ、簡単にできる解消法がほしいもの。そこで、ストレスを感じている状況を解剖学的に考察して、その場でイメージするだけでストレスをやり過ごす方法を考えました。
■ストレスを感じているとき体に起きていること
ストレスとは外部から何らかの刺激を受けて、体が緊張し、精神のバランスを乱すことです。焦りであれ、怒りであれ、不安であれ、ネガティブな感情を抱けば、必ず頭で脊椎を押し下げ、それによって上半身の筋肉を収縮させて固めます。体は全てが連動しているので、上半身の余計な力みは下半身にも伝わり、下半身も同じように力ませたまま固まります。この筋肉の収縮とは運動時のような大きな変化ではなく、普段なら気づくか気づかないかというほどわずかなものですが、体中の関節の本来の自由度を奪うには十分なもの。そんな体でストレスの原因となるものに対応しようと頑張ってしまうから、余計にしんどいと感じるわけです。
■ストレスを感じた瞬間に実践できるイメージ術
ネガティブな感情に捕われたと気づいたら、とりあえず頭で脊椎を押し下げるのをやめることをおすすめします。具体的なイメージとして、次のことを実践してみてください。
1.「頭は耳たぶよりも上にある」と思う
まず頭が自分の体のどの辺りにあるのかを思い出します。解剖学的に脳がある頭蓋骨は耳たぶの高さよりも上に位置しています。そのように認識し直すと、頭って思っているよりも高いところにあると感じませんか?
2.「頭は空に向かって浮かんでいる」と思う
次に、耳たぶよりも高い位置にある頭が空に向かって飛んでいく風船のように、上の方向へ向かって浮かんでいるイメージをします。周りに目を向けて、自分がいる空間を認識するのも効果的です。それだけで首や肩周りが軽くなり、呼吸もしやすくなるはず。
この状態ならネガティブな感情も抱きにくくなり、抱いたとしても「何とかなる」と思えることでしょう。
ホタカミア
ヨガジャーナルオンライン
色々なストレスの解消法を知っておくと、場所や場面等に合わせて使い分けができそうですね。
感謝してます
りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/