ブロッコリーを食べると「幸せホルモン」が分泌される?

「キユーピー」公式”ブロッコリーレシピ”で脱・憂うつだそうです。

以下、ネットニュースより抜粋。

ブロッコリーを食べると「幸せホルモン」が分泌される!?

野菜を食べると心が落ち着く…そんな実感を科学的に証明する研究結果が発表されました。「キユーピー」が2025年10月2日に発表した情報によると、ブロッコリーの摂取により「幸せホルモン」として知られるオキシトシンの分泌が増加し、リラックス効果が得られる可能性が確認されました。

研究では、ブロッコリーが「やや好き」または「好き」な成人14人を対象に行われました。加熱して一口大にしたブロッコリーを摂取してもらい、摂取前後の唾液中のオキシトシン濃度を測定するという内容になっています。オキシトシンは、主に人と関わったり触れ合ったりするときに分泌される「幸せホルモン」で、「愛情ホルモン」とも呼ばれています。測定の結果、安静時に比べてブロッコリー摂取後のオキシトシン変動率が有意に高くなることが分かりました。これにより、ブロッコリーの摂取によって唾液中のオキシトシン分泌量が実際に増加することが科学的に示されたのです。

さらに興味深いことに、同じ被験者に対して行った気分評価では、ブロッコリー摂取後に「うれしい」感情が有意に増加し、「憂うつである」感情が有意に減少しました。体の中で起こっている変化と、実際に感じる気分の変化が一致していることが確認されました。研究チームは、より詳細な検証を行うため、脳波と心拍の測定も実施しました。加熱したブロッコリーと水を1対0.5の比率でミキサーにかけたサンプルを使用し、「野菜が嫌いではない」成人12人を対象に実験を行いました。脳波測定には、FocusCalm(BrainCo社製)という機器を使用し、リラックス状態を示すMeditation値を評価しました。その結果、水に対してブロッコリーは、摂取時と摂取後ともに、安静時からの比較でリラックスを示す値が有意に高くなることが分かりました。心拍測定では、副交感神経の活動を評価するHFnorm値を測定。副交感神経は、リラックス時に優位になる自律神経として知られています。測定の結果、水に対してブロッコリーは摂取時に副交感神経の活動を示す値が有意に高くなり、自律神経のバランスが副交感神経優位へと傾くことが確認されました。

この研究の背景には、現代のストレス社会における深刻な問題があります。さまざまな心身の不調をもたらすリスクから、予防的に精神的なリラックスやリフレッシュを求めるニーズが高まっている一方で、日本人の野菜摂取量は減少傾向にあります。野菜摂取については、これまで不安のリスク低減や幸福感との相関が報告されており、日常的にも取り入れやすい課題解決策として注目されています。キユーピーはこれまで、主に野菜の健康機能的な価値や、おいしく食べるための情報発信を行ってきましたが、今回の研究により、野菜摂取がもたらす情緒的・精神的な価値と効果のメカニズムが科学的に明らかにしました。

研究対象としてブロッコリーが選ばれた背景には、ブロッコリーはマヨネーズとの相性が良く、2026年度から指定野菜になる予定の注目の野菜という点にあったと示しています。指定野菜とは、消費量が多く国民生活上重要な野菜として国が指定するもので、ブロッコリーの重要性がますます高まっていることを示しています。

今回の研究成果は、2025年9月17日から19日に開催された第27回日本感性工学会大会でポスター発表されました。キユーピーでは今後、他の生体指標の測定や他の野菜での検証も行い、野菜摂取とウェルビーイングの関係を科学的に追究していく予定と公表しています。

野菜を食べることで得られる心身への効果が科学的に証明されたことで、日々の食生活における野菜の価値がより一層明確になりました。ストレス社会を生きる現代人にとって、身近な野菜が心の健康をサポートしてくれる心強い存在であることが改めて確認されたといえるでしょう。キユーピーの公式サイトでは、ブロッコリーレシピも多数公開されています。

LASISA編集部

LASISA

 

 

食べ物の記事を読むと、それを食べたくなります。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/

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