時代とともに男女の役割も変わって来ているのですね。
以下、ネットニュースより抜粋。
「女正月」という言葉があるのを知っているでしょうか。読み方は「おんなしょうがつ」。ただし、俳句では「めしょうがつ」と詠むことが多いようです。女正月は文字どおり「女の(ための)正月」です。
この女正月、実は1月1日ではなく、一般的には1月15日とされています。1月15日は小(こ)正月と一致します。女正月があるのなら、「男正月」は? と思う人もいるでしょう。
確かに、男のための男正月もあって、これは一般的な正月の1月1~7日で、大(おお)正月と同じ日です。では、なぜ「女正月」という日や名前ができたのでしょうか。
女性は大正月には料理の支度や親戚縁者の接待などに忙しく、正月気分などとても味わえなかったことと関係しているようです。小正月の時期になって、やっとゆっくりできて、正月気分を味わえる。それで小正月が女正月になったと考えられます。
正月料理は男が作るものだった!?
一方では、かつて「正月料理は男が作るもの」と考えられていた地域もあります。1941~1942年に行われた「食習調査」という調査によると、次のような結果も見られます。
●正月三が日、餅を焼いたり若水(わかみず)を汲んだりするのは男性だけ
●男性が元旦に煮炊きする
●正月の雑煮は必ず男性が作る
……こうしたしきたりが全国各地で見られたのです。
背景には、けがれに関することや神事との兼ね合いなどがあります。時代は移り、今年は2019年。5月1日には、元号も改まります。
いろいろな伝統を大切にしつつも、男女ともに協力して、楽しく健やかな一年を過ごしたいものです。