「ひとり言」が多い人ほどうまくいく意外な理由?

五月病を切り抜けるためにも良いそうです。

以下、ネットニュースより抜粋。

● 新生活1カ月めに不調が襲う うまくいく人の「習慣」とは?

新生活がスタートして1カ月ほど過ぎたあたりから、心身の不調を訴える人が増えてくる。「五月病を切り抜けるためにもひとり言を有効活用することが大事です」とアドバイスするのは、『なぜうまくいく人は「ひとり言」が多いのか?』(クロスメディア・パブリッシング)の著者で脳内科医の加藤俊徳さん。加藤さんは1万人以上の脳画像を見てきたなかで、脳の成長段階、強みや弱みを診断し、薬だけに頼らない脳番地トレーニング処方を行う。

「心理的にはひとり言を言う人は、不安を感じていたりストレスが溜まっていたりすると解釈されるようですが、ひとり言は脳を覚醒させて眠っていた能力を伸ばす力があります。ひとり言の持つ驚くべき効果を理解すると、思考力や自己肯定感を高め、仕事でもプライベートでも目標達成に導くことができます」(加藤さん、以下同)

「どうしてあんなことを言ってしまったのだろう」「なんであんなことをしたのか」と、自分の発言や行動を振り返って、いたらない思いや悔しい思いに捉われたときに、口からこぼれ出てしまうことが多いだろう。実は、そんなストレスや行き場のない怒りを「言葉」に出すことで解消し、昇華する力が あるという。

「溜まったストレスを声に出すことで発散する作用があります。それは、声に出さなくても心の中のつぶやき、脳内つぶやきでもいいのです。つぶやきの氷山の一角が独り言になる。ストレスを発散するだけでなく、次にどうしたらいいかという対処の仕方がわかったり、心の整理がつくようになったりします。私自身、よくひとり言を言う習慣があり、『先生はひとり言が多いですね』と指摘されるほどです。でも、自信を失ったときなどに『(こんな状況だけれども)もしかしてできるんじゃない?』と口走ると、自己肯定感が保たれて、実際にできるようになった、というケースもありました」

脳内では、このように肯定的で楽観的な思考をすると同時に、批判的で悲観的な考え方もする。肯定と否定、楽観と悲観など、さまざまな思考をひとり言とともに、振り子のように繰り返すことで、脳が加速度的に働き始める。

● 「良いひとり言」と 「良くないひとり言」の違い

しかも、成功する人に共通するのは意識的に「良いひとり言」を用いていることだという。

「米国の実業家、ロックフェラーは『未来は現在の過ごし方にかかっている』『自分を見失わず着実に前進しろ』が口癖で、絶えず自分自身に言い聞かせていたといったエピソードがあります。肯定と否定、楽観と悲観の思考を振り子のようにつぶやきながらも、肯定的で楽観的なひとり言を言うと、脳を活性化させます。

ちなみに私は『やれるんじゃない?』『いけるんじゃない?』と自分を激励したり鼓舞したりする言葉を使うようにしています。『どうせ自分なんか』と否定する言葉を言ってしまう人も多いでしょう。それでもいいのです。なぜ、その言葉を発したのか、いったん冷静に客観視して、自分が置かれた立場や状況を分析してみます。そうすると答えが見つかってきます。ネガティブワードが出たときはメモに書き留めて分析してみる癖をつけると、状況を打破できるでしょう」

加藤さんがお勧めしているトレーニング法は、右脳で発した「思いつき」「発見」「違和感」などの感情を表したひとり言に対して、左脳で言い返すこと。

(右脳)「これっていいアイデアかもしれない!」

(左脳)「では、いったんよく考えてみよう」

などと、右脳と左脳で真剣なセッションを繰り返すと、答えが導き出されるという。

これらを踏まえて、なんとなくやる気が出なくて気分が落ち込みやすい、五月病を切り抜けるコツを教えてもらった。

(1)ネガティブなひとり言こそメモに書き留める

「どうせ自分は」「何をやってもダメ」など、ネガティブなひとり言は、自己を見つめ直して成長させる可能性が眠っているという。「ネガティブな言葉には、自分自身が隠し持つ劣等感や思考の偏り、欠落したものなどが表れています。ネガティブなひとり言を言った後に、『なぜそんなことをつぶやいたのか?』と、自問自答してみましょう」 不安の原因を突き止められれば良いひとり言に転化できる。

(2)認知の歪みがないか検証する

ネガティブなひとり言に対して自問自答しながら深堀りする際に大いに参考になるのが「認知の歪み」という。

「心理学の認知行動療法のなかで明らかにされている『認知の歪み』は、人にはそれぞれ思考の癖があり、それによって対象を歪んで捉えてしまうというものです。例えば職場で『あの人は私のことが嫌いなんだろうな』とつぶやいたとします。私を嫌いだと思った理由が『挨拶を返してくれなかった』ということだとしましょう。挨拶を返してくれなかったのは、他の人と話をしていて注意が向かなかったこともあるでしょう。1回だけ挨拶を返してくれなかったという理由で一方的に決めつけるのは、認知の歪みのパターンの一つで『行き過ぎた一般化』によるものです」

職場の人間関係で疲れてくるのは、こういったケースも原因のひとつとなる。ネガティブワードをつぶやいたときこそ、自分を振り返ってみることが大事だ。

● 通勤の移動中などスキマ時間に 「将来の夢や目標」をつぶやこう

(3) ひとり言を言うための「時間」と「空間」を設ける

仕事中や大勢でいるときは、ひとり言は言えないだろう。ひとりでいる時間こそ、誰に気兼ねすることなく言うことができる。

「特に、寝る前は『今日も1日頑張った』『こんないいことがあった』などと、その日の出来事を振り返って自分を肯定すると、不安がなくなるとともに、1日の出来事が記憶にしっかり定着します。安心して寝付きがよくなるといった効果もあります。不安がなくなると睡眠の質が上がることが最近の研究でもわかっています。不安や悩みを抱えているときこそ、私はポジティブなひとり言を言うようにしています。『大丈夫、必ず良くなる』などと、一種のおまじないのようにつぶやくと、ぐっすり眠ることができて、翌日の目覚めもよくなります」

スマホ動画やSNSを見ながら寝落ちするのではなく、あえてポジティブな言葉をつぶやくと睡眠の質が向上してくるという。そして、朝起きたら「気分が上がるひと言」を言い、鏡を見ながら成功をイメージする。通勤の移動中に「将来の夢や目標」をつぶやくようになれば、今ある目の前の仕事もはか どってくるだろう。そうやって一つずつ壁をクリアしていき、目標に近づいていこう。

(ジャーナリスト 村田くみ)

ダイヤモンド・オンライン

 

 

独り言は時と場所と内容を選ぶようにしようと思いました。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/

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