1日1杯の牛乳で大腸がんリスクが約20%減少?

最新研究が示したカルシウムの驚きの効果だそうです。

以下、ネットニュースより抜粋。

大腸がんは日本でも注目されるがんのひとつ。特に近年では食生活の欧米化が進む中で、大腸がんリスクを減らす食材や生活習慣が注目されている。そんな中、イギリスの大規模研究で、牛乳に含まれるカルシウムが大腸がんリスクを減少させる可能性があることが示された。この研究結果は、日々の生活に取り入れられる簡単な方法として多くの関心を集めている。

■1日1杯の牛乳が大腸がんリスクを約20%減少させる

今回発表された研究は、イギリスの「Million Women Study」(50歳以上の100万人以上の女性のデータを分析した女性の健康に関する研究)のデータを活用したもので、約54万人の女性を対象に行われた。研究期間は17年間に及び、その間に1万2,000人以上が大腸がんを発症した。その結果、1日1杯(約240ml)の牛乳に相当するカルシウムを摂取すると、大腸がんのリスクが17%減少することがわかった。さらに興味深いのは、カルシウムが乳製品以外の食品から摂取された場合でも同様の効果が見られたことだ。例えば、ヨーグルト、ブロッコリー、豆腐などの食品にもカルシウムが含まれている。これにより、牛乳を飲む習慣がない人や乳製品にアレルギーがある人でも、代替手段があることが示唆されている。

■1日たった約20gのお酒で大腸がんのリスクが15%増加

一方で、この研究は大腸がんリスクを高める要因についても明らかにした。特に、1日1杯のワインに相当するアルコール(約20g)を摂取すると大腸がんのリスクが15%増加することが示された。また、加工肉や赤身肉の摂取もリスクを上昇させることが確認され、30gの加工肉を毎日摂取するとリスクが8%増加する。これらの結果は、アルコールや加工肉の摂取量を抑えつつ、カルシウムを多く含む食品を積極的に取り入れることが大腸がん予防に効果的であることを示している。

■豆腐や納豆、小魚などからもカルシウムを摂取

この研究結果は、特に牛乳をよく飲む欧米の食文化を背景にしたものだが、日本人でも参考にできるポイントが多くある。例えば、日本人は豆腐や納豆、小魚などからカルシウムを摂取することができる。また、ブロッコリーや小松菜といった緑黄色野菜にもカルシウムが豊富に含まれている。さらに、カルシウムが大腸がんリスクを下げるメカニズムについても研究が進んでおり、腸内で胆汁酸や遊離脂肪酸と結合することで、それらのがん促進作用を抑える可能性があると言われている。このような作用を考えると、日々の食生活におけるバランスの重要性を再認識せざるを得ない。

■大腸がんの予防には生活全般の見直しが鍵

大腸がんは早期発見・早期治療が重要だが、そもそも発症を防ぐため、生活習慣の見直しが欠かせない。日本の国立がん研究センターのデータによれば、大腸がんのリスク要因には以下のような点が挙げられる:

加工肉や赤身肉の過剰摂取 運動不足 喫煙 肥満 アルコールの過剰摂取

一方で、リスクを減らすためには、野菜や果物を多く摂取し、食物繊維やカルシウムを含む食品を意識して取り入れることが推奨されている。また、禁煙や適度な運動も大きな効果がある。今回の研究結果は、大腸がん予防においてカルシウムが重要な役割を果たす可能性を示している。牛乳や乳製品が苦手という人は、豆腐や納豆、小魚といった日本ならではのカルシウムが豊富な食材を積極的に取り入れてみてほしい。日々の食卓に少し意識を加えるだけで、大腸がんのリスクを減らし、より健康的な生活を送ることができるだろう。

出典:Daily glass of milk may cut bowel cancer risk by fifth, research finds

A Daily Glass of Milk Could Cut Colorectal Cancer Risk by Nearly One-Fifth

Glass of milk a day can cut risk of deadly cancer by a fifth, new study finds

山口華恵

ヨガジャーナルオンライン

 

 

いつまでも健康で元気にしていたいですね。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/

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