8時間も必要ないかも? だそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
(CNN) ほとんどの睡眠専門家は、心身の健康を保つため大人は毎晩7〜9時間の睡眠を取るよう勧めている(ただし年齢とともに必要な時間は変わる)。また、7時間未満の睡眠は肥満や高血圧、心臓病のほか、睡眠不足に伴う問題が生じるリスクを高めることがあると警告する研究もある。
一方で、臨床心理士でボストンの睡眠・認知センター所長を務めるトニー・カニンガム氏は、適切な睡眠時間を確保するという話はそれほど単純ではないと指摘する。
睡眠の質は時間と同じくらい重要
多くの人は睡眠時間に注目し、睡眠の質を軽視しがちだ。だが、睡眠時間よりも質のほうが重要になる場合がある。
「私たちの体内では、睡眠の種類と質を左右する二つの要素が働いている。それが睡眠圧と概日リズムだ」(カニンガム氏)
睡眠圧は、起きている時間が長くなるほど高まり、眠っていると低下する。これが長い時間起きていると疲れ始める原因だ。
つまり質の良い睡眠を得るには、睡眠圧が十分に高まった状態で就寝することが望ましい。
概日リズムは体内時計のことを意味する。
名前にまどわされてはいけない。光などの外的要因が概日リズムに影響を与えることはあるが、体が従うこのリズムは脳がコントロールしている。
概日リズムは変動し、一日の中で睡眠と覚醒を促す信号を送るものだという。
睡眠の質を高めるには、睡眠圧と概日リズムが協調して働く必要がある。つまり、急な変化や不規則な睡眠スケジュールは睡眠の能力に影響し、質を下げる可能性がある。
睡眠の質を高める方法の一つは「毎日同じ時間に起き始めることだ。これは毎日同じ時間に就寝するよりも効果がある場合がある。なぜなら、まだ眠くないのに就寝するのは必ずしもいいことではないからだ」とカニンガム氏は語った。
一度、おおまかな睡眠スケジュールや習慣が身につけば、体は自然と最適な睡眠時間を求め始める。
必要な睡眠時間は?
7〜9時間という平均的な睡眠時間を推奨することは問題ないが、この範囲はあくまで平均であることを覚えておこう。
「全ての人が8時間睡眠を必要とするわけではない」とカニンガム氏は述べた。「生物学的にも生理学的にも、最適な機能を保つために5〜6時間しか必要としない人も実際にいる」
逆もまたしかりで、1晩に9~11時間の睡眠を必要とする人も存在するという。
自分の必要な睡眠時間を知るためにできることは二つある。
カニンガム氏は、就寝時間を一定にして、かつ、20〜30分以内に眠れると思える時間にしてほしいと話す。
就寝時間は「疲れている」ではなく「眠い」と感じる時であるべきだ。就寝しても20〜30分以内に眠れないとすれば、睡眠圧が十分に高まっていない可能性が高い。
その場合は、入浴したり照明を落として瞑想(めいそう)したりするなど、刺激の少ない活動をしながら眠気が訪れるのを待ってみるといい。
「そのうえで目覚ましを使わず自然に目が覚めるまで眠れる時間を見つける必要がある」とカニンガム氏は述べる。「時計は隠し、カーテンは遮光のものを使い、音の出る機械は部屋に置かない。ほかにもアイマスクをするなど、時間の感覚のない部屋で過ごせるようにできることは全部やろう。そして自然に目が覚めるまで眠る」
もちろん、誰もがこの方法を実践できるわけではない。しかし、休暇で帰省中の学生や、仕事を休んでいる人であれば、試してみる価値はある。
「最初の数日は通常より長く眠ることになるだろう」とカニンガム氏は語る。「例えば深夜0時に寝ると、最初の数日は睡眠圧を取り戻すために午前10時、11時まで眠ることはよくある」
この最初の数日を経て、「光やアラームといった外的要因なしに3〜4日連続してほぼ同じ時間に目覚めるようになった時」が、自分の睡眠時間を見つけたといえる。カニンガム氏はそう述べた。
CNN.co.jp
自分の必要な睡眠時間を知りたいですね。
感謝してます。
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