エアコンは「つけっぱなし」VS「こまめなON/OFF」で電気代はどう違う?

 「30分くらいの外出」なら消さないほうがいいのでしょうか?

 以下、ネットニュースより抜粋。

夏には必要不可欠なエアコンですが、電気代もかかります。そのため、使用時はこまめにオンオフをしたほうがよいか気になる人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、エアコンの「つけっぱなし」と「こまめなON/OFF」のどちらがお得なのか、具体的な電気代をふまえて解説していきます。

「つけっぱなし」VS「こまめなON/OFF」どちらがお得?

結論からいうと、エアコンの使用について「つけっぱなし」と「こまめなON/OFF」のどちらが経済的かは、状況により異なります。よって、その使い分けが重要です。これを決めるキーとなるのは、設定温度と部屋の実際の温度の差です。エアコンは、起動した直後にこの温度差が大きいほど多くのエネルギーを使います。

そのため、気温が高く、設定温度との差が大きくなりがちな日中は、エアコンを「つけっぱなし」にすることが有利なケースが多いです。逆に、夜間など温度差が小さくなる時間帯は「こまめに消す」方が経済的となります。

ただし、エアコンを使う時間の長さによっても消費電力は変化します。エアコンは起動時の消費電力が大きいため、短時間で何度もオンオフを繰り返すと電気代がかえって高くなってしまいます。

これは、つけっぱなしの場合は室温が一定に保たれていますが、例えば、1時間オフにしていた場合は室温が1.5~2.5度ほど上昇するためです。こまめにオンオフをすると、この上がった室温を急激に冷やすために大きな電力を使ってしまいます。

大まかな目安としては、日中の場合、エアコンを止める時間が30分以下であれば「つけっぱなし」が経済的です。ただし、天候や外気温など他の要素によっても実際の消費電力は変わるため、状況を見て使い分けるのがよいでしょう。

具体的な電気代はどれくらい?

それでは、エアコンの「つけっぱなし」と「こまめなON/OFF」のどちらが電気代にとって有利なのか、さらに詳しく見てみましょう。ここでは、2016年にダイキン工業株式会社が実施した検証実験を参考に解説します。

この実験では、最高気温36.9度、天気は晴れ時々曇りの日、設定温度26度(冷房)で、「つけっぱなし」と「こまめなON/OFF(外出時に電源を入り切り)」を比較しました。その結果、つけっぱなしの消費電力は1日あたり5.7kWhとなり、実験当時の電力料金目安単価の27円/kWhで計算すると電気代は153.9円(現在の目安単価31円で計算すると176.7円)でした。

一方で、1日4回、30分~2時間の外出をした際は電源を切っていた場合、消費電力は1日あたり4.4kWh、電気代は118.8円(同136.4円)となりました。この実験からは、こまめにオンオフすることで1日に35.1円(同40.3円)お得になるとわかりました。

ただし、より細かい単位で見ていくと、30分程度の外出によるオンオフよりも、1~2時間といった長時間の外出でこまめにオンオフした際に節約効果が多いという側面もありました。

同社によるエアコンの「つけっぱなし」と「30分ごとにON/OFF」の電気代を比較した実験では、日中帯ではつけっぱなしの方が電気代を節約できる結果が出ています。

よって、特に日中帯は短時間でのオンオフは節約に向いていないようです。この調査結果では、日中帯は35分以上、夜間帯は18分以上の外出をする場合はオンオフをすることで電気代を節約できると結論づけています。

エアコンの性質を知って効果的な節約を

エアコンの「つけっぱなし」や「こまめなON/OFF」のどちらが電気代を節約できるかは、そのときの環境や、オンオフの頻度・時間などにも大きく左右されます。どのような場合でもつけっぱなしがお得、オンオフしたほうがお得というのではなく、それぞれを適切なタイミングで使い分けることで電気代の節約を目指してみてはいかがでしょうか。

出典

DAIKIN mission5-1 夏のエアコンつけっぱなし検証!

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルフィールド編集部

 

 

参考にしたいです。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近のコメント