脳内の神経伝達物質を味方につけて、健康的に「運がいい」と感じられる力を高める方法だそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
皆さんはご自身のことを「運がいい方だ」と感じますか? それとも「ついてないことの方が多い」と感じますか? 私たちの運がいいのか悪いのか、ついているのかついていないのかは、実は「脳」が判断しています。そして、運をよくするために最も大切なことは、脳内の神経伝達物質を「運がいい」「幸せだ」と感じられるように味方につけることです。今回は、脳内の神経伝達物質を味方につけて、健康的に「運がいい」と感じられる力を高める方法をご紹介していきます。
■物事のとらえ方が運を変える
「運」を上げるためにまず大切なのは、「物事のとらえ方」です。例えば、雨が降っているとき、皆さんはその事実をどのようにとらえますか?
「今から外でウォーキングをしようと思ってたのに雨だなんて。もう歩けないじゃないか。もうついてない、最悪だ」と感じるでしょうか? それとも「雨か…今まで聞きたかったあの音楽をかけながら、家の中で簡単に体を動かしてみよう。これまでチャレンジしようと思っていたスクワットに挑戦してみようかな」と思うでしょうか?
また、通勤で電車に乗っていて電車が止まってしまったとします。「ああ、せっかく時間通りに乗ったのに止まってしまうなんて。なんてついてないんだ…」と感じるでしょうか? それとも「電車が動くまで、読みかけだったあの小説の続きが読める!ラッキー!」と感じるでしょうか?
どちらのとらえ方がいいというのではありません。大切なのは、起こっていることは同じでも、とらえ方が違うということ。とらえ方が変わるとストレスの度合いも変わり、行動も変わってくる。そしてそこから運が変わってくるのです。ストレスを減らし、自身の精神的なダメージを少なくするには、物事を前向きにとらえるほうが効果的です。そこに関係するのが、脳内の神経伝達物質です。
■脳が「運」を判断する仕組み
私たちは、脳の「扁桃体(へんとうたい)」という部分で、自分に起こってきたことを「快感の経験」「不快感の経験」として本能的に振り分けて記憶していきます。
運がいい人は、この振り分けが上手く、脳内の記憶のネットワークを「自分は運がいい」「自分についている」という形で定着させるのが得意なのです。この振り分けに関係するのが、脳内で情報をやりとりしたり、調整したりする脳内の神経伝達物質です。「脳内ホルモン」とも呼ばれる脳内の神経伝達物質を味方につけることで、「運がいい」「幸せ」と感じやすくなります。
味方につけたいホルモンは3つあります。幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」、やる気ホルモンと言われる「ドーパミン」です。
■セロトニンは「運動」で味方につける
セロトニンを味方につけるには、まずは「運動」です。漢字で「運動」は「運を動かす」と書きますよね。運動すると運が動く、つまり、幸せになるともいえます。その理由は、運動をすることで、セロトニンやドーパミンといった、私たちの気分をポジティブに変えてくれるホルモンが分泌されることが分かっているためです。
なんとなく運気が停滞していると感じる時は、ぜひ体を動かしてみてください。物事の見え方やとらえ方が、少し明るく変化してくるはずです。
■体調がよくないときは深呼吸を
とはいえ、体調もよくないし、うつうつとしてしまって、簡単には運動ができない人もいるでしょう。そんな時は深呼吸からぜひ始めてみてください。ゆっくりと息を吸って吐いてしてみるだけで大丈夫です。
深呼吸をするだけでも、吸うことで肺を膨らませたり、しっかり吐き切って収縮させたりできます。すると、内臓を内側からマッサージしてあげるような効果も期待でき、その結果、血流が良くなり、少し気分を変えることができます。ぜひ試してみてくださいね。
■日光を浴びること、食事もセロトニンの生成に大切
その他にセロトニンを味方につける方法としては、日光を浴びること、特に午前中に浴びることがおすすめです。
また、バランスのいい食事を摂ることも大切です。セロトニンは、必須アミノ酸であるトリプトファンという物質から合成されます。トリプトファンは、大豆製品、乳製品、米などの穀類に多く含まれています。バランスのよい食事をとっていれば、摂取できるものばかりです。
気合いや心がけだけでは、私たちは幸せにはなれません。栄養が必要です。ぜひバランスよい食事を摂ることを心がけてみてください。
■「感謝」でオキシトシンを味方につける
2つ目のオキシトシンは「感謝」の気持ちで味方につけられます。オキシトシンは別名「愛情ホルモン」と言われています。スキンシップや感謝する気持ちを持つことで分泌が増えます。オキシトシンが分泌されると、気持ちが安定したり、心が穏やかになったりします。
よくオキシトシンというと、母と子のスキンシップで生まれるといわれますが、母子間だけに限りません。例えば、家族や恋人、ペットとのスキンシップや、一緒に過ごして楽しいと感じること、美味しい食べ物を美味しいと感じながら食べることでも、増えることが分かっています。
また、起こっていることに対して感謝をする気持ちを持つこと、困っている人を助けてあげることで、オキシトシンが分泌されるという研究結果も報告されています。
例えば…
・電車やバスで、高齢者や体が不自由な人、赤ちゃんを抱っこしている人に席を譲る
・困っている人を見かけたら手助けをする
・友人や親しい人にプレゼントを贈る
・人に対して「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える
・人のよいところに着目してほめる
といったことが、自分自身の幸せ感につながります。
さらに、本や映画、音楽を見て触れて感動する、心を動かすことでも、このオキシトシンを味方につけることができますので、試してみてくださいね。
■「チャレンジ」でドーパミンを味方につける
3つ目のドーパミンを味方につけるには、「チャレンジ」が大切です。新しいことへのチャレンジは、私たちの脳をとても刺激します。そしてやる気を出すドーパミンを分泌させるのです。
コーネル大学の心理学教授のティモシー・ギロビッチ氏の研究によると、人は失敗したことよりも、行動を起こさなかったことの方が2倍後悔するそうです。(*)
なぜでしょうか? それは、私たちは「失敗」に対して、「チャレンジしたけどこういう理由で失敗したんだ」と理由をつけて正当化することができます。しかし、そもそもやらなかったことに対しては、正当化も何もできないのです。やりたかったなという思いだけが残ってしまいます。
また、人間は年を重ねるにつれて、よいことが記憶に残りやすくなるとされます。一方で、悪かったことや辛かったことというのは忘れていく傾向にあるそうです。(*2)
つまり、いろいろなチャレンジをして多くのことを経験すれば経験するほど、年老いた時にも幸福感が増すということ。ドーパミンを味方につけ、幸福感あふれる人生を送るためにも、チャレンジを続けていきたいですね。
今回は、更年期から幸せになるために必要な「運がいい」と感じるための3つの方法を紹介しました。運動すること、感謝すること、チャレンジすることです。ぜひできることから取り入れてみてくださいね。
* 出典 Gilovich T, Medvec VH. The temporal pattern to the experience of regret. J Pers Soc Psychol. 1994 Sep;67(3):357-65. doi: 10.1037//0022-3514.67.3.357. PMID: 7965599.
*2出典 Carstensen LL. Socioemotional Selectivity Theory: The Role of Perceived Endings in Human Motivation. Gerontologist. 2021 Nov 15;61(8):1188-1196. doi: 10.1093/geront/gnab116. PMID: 34718558; PMCID: PMC8599276.
ライター/永田京子
ヨガジャーナルオンライン
年を言い訳にせずに挑戦していきたいなと思いました。
感謝してます。
りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/