心が一瞬でラクになる「超簡単な方法」だそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
いつも嫌なことが頭の中をぐるぐる巡ったり、「あの人のことを考えると不安やイライラが止まらない」と感じることはないだろうか。そんなとき、まず大切なのは、問題を解決しようとする前に、一度「ストレスをリセット」することだ。『瞬間ストレスリセット――科学的に「脳がラクになる」75の方法』(ジェニファー・L・タイツ著、久山葉子訳)では、ストレスを抱えやすい人のために、科学的に実証された気分転換の方法を多数紹介している。本書は単なる事後対処にとどまらず、そもそもストレスを寄せつけない体質をつくる方法についても解説。ベストセラー『エッセンシャル思考』の著者グレッグ・マキューンも「この本は、人生の本質的でない混乱から抜け出したいと願うすべての人にとって、必読の救いの書である」と絶賛。今回は発売を記念して、特別に本書の内容を一部抜粋、再編集してお届けする。
● 2〜3回「ため息をつく」だけでいい
つらい状況に直面していて、気分を改善したいとき、唇を軽く閉じて鼻から息を吸い、もう一度吸おう。つまり2回続けて鼻から息を吸う。そして口から長く息を吐き出す。
これが「生理学的ため息」と呼ばれるもので、繰り返すと「周期的なため息」になる。これを2〜3回やる。
短い息止めを入れるなら、息を吸って3〜4秒間息を止め、再び息を吸ってまた短く止め、リラックスして長い息を吐く。
● ため息の「大切な役割」とは?
ため息はホメオスタシス(体内の恒常性)を維持し、呼吸の調節もしてくれる反射作用だ。
人間はふだんからおよそ5分に一度深呼吸をしたり、長くため息をついたりしているが、それが肺の健康にとって非常に重要である―ということをカリフォルニア大学ロサンゼルス校の神経生物学教授ジャック・フェルドマン博士から教わった。
人間は深く眠っている間にも無意識にため息をついているという。
意識的にため息をつけば、この反射作用の恩恵をすぐに得られる。肺が広がって二酸化炭素を多く排出できるからだ。
● 「生理的ため息は意図的に心を落ち着かせる最短の方法」
「我々が知るかぎり、この特別な『生理的ため息』は意図的に心を落ち着かせる最短の方法だ」とアンドリュー・ヒューバーマン博士も述べているとおりだ。
ヒューバーマン博士は神経科学者でスタンフォード大学准教授、ポッドキャスト「ヒューバーマン・ラボ」のホストでもあり、ため息が気分、不安、睡眠に及ぼす影響を研究している。
不安なときにはつい呼吸をしすぎたり息を止めたりしてしまうが、生理的なため息をつくことでそれを正すことができる。
「これはプラセボや魔法ではない。生物学の基礎だ」と科学ジャーナリストで『BREATH 呼吸の科学』(早川書房)の著者であるジェームズ・ネスター氏も述べている。
● 1日5分のため息を1ヵ月続けた人はポジティブに
最近のスタンフォード大学の研究(ヒューバーマン博士らが主導)によると、1日5分間の周期的なため息を1ヵ月間続けた人は、ポジティブな感情が生まれ、睡眠中の呼吸数も減少したことが確認された。
ヒューバーマン博士自身も気持ちがたかぶっているときや就寝前にリラックスしたいときに2、3回やっていると教えてくれた。
かといって、1日中ため息をついていなければいけないわけではない。やりすぎると二酸化炭素を排出しすぎ、過呼吸になる恐れがある。
● ため息の持つ「リセット」の力
ため息は心理的なメリットがある以外にも、大きな希望を秘めていることがわかるだろうか。
今どんな困難に直面していても、人間には「リセットする力」が備わっている。
人間の素晴らしい生理機能のおかげで、リラックスして地に足をつけられるのだ。
※『瞬間ストレスリセット』では、科学的に短時間でストレスを解消できる方法を多数紹介。その場しのぎではなく、ストレスに強くなるための習慣や対策(ストレス耐性を高める方法)も幅広く取り上げています。
ジェニファー・L・タイツ /久山葉子
ダイヤモンド・オンライン
ため息は良い効果があるとの記事を見ることがたまにあります。
感謝してます。
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