意識して摂りたい栄養素だそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
気温の低下は私たちの体にさまざまな負担をかけ、知らないうちにエネルギーを消耗させています。
大正製薬株式会社が調査した、疲れと気温の関係についてお届けします。
なぜ?冬の疲れの原因とは
●出入りによる寒暖差
屋内と屋外の行き来で気温が大きく変化するような寒暖差は、疲労の原因となります。
夏の暑さや冬の寒さが繰り返される状態を模倣した試験において、疲労感と唾液中のアミラーゼ値(ストレスの指標)が増加したことが報告されています(1)。
●気温による睡眠への悪影響
さらに、気温は睡眠に悪影響を及ぼします。
これまでに、夏の室温の高さが中途覚醒を増加させ、冬の室温の低さが入眠までの時間を長引かせることが報告されています (2,3)。睡眠の質を高めるために、室温には注意が必要です。
●栄養バランスの偏り
栄養不足も疲労の原因となります。意識して摂りたい栄養素は以下の通り。
マグネシウム:マグネシウム摂取量が多い人ほど睡眠の質が高いことが報告されています(4)。
グリシン:疲労の原因の一つとして酸化ストレスが知られていますが、グリシンは抗酸化作用を持つグルタチオンの合成に必要です。さらに、睡眠の質や翌日の疲労感、日中の眠気を改善することが報告されています(5)。
タウリン:疲労回復効果が広く知られています。さらに、タウリンが睡眠を調節する因子の発現異常を抑制するということが報告されています。
ビタミンD:骨や免疫機能への作用でよく知られていますが、睡眠の質を改善する効果も報告されています(6)。
(1) Eur J Appl Physiol. 2023;123(10):2167-2177.
(2) 日本家政学会誌. 2023;74(9):539-548.
(3) Physiol Behav. 2015;149:29-34. 気温だけじゃない!疲労対策には栄養摂取が重要!
(4) Sleep. 2022;45(4):zsab276.
(5) ファルマシア. 2016;52(6):530-533.
(6) Nutr Neurosci. 2018;21(7):511-519.
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