副交感神経が刺激されるような行動だそうです。
以下、ネットニュースより抜粋。
不安になりやすい人が今すぐ「副交感神経」を優位にする簡単な方法
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)など、累計33万部を突破した人気シリーズの原点、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)です。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。
● 不安を「自律神経」の観点から考える
今日は、「自律神経」の観点から「不安」という症状を捉えてみたいと思います。
ちょっと前にも取り上げましたが、あらためて説明すると自律神経とは、簡単に言えば、私たちが意識しなくても働いている神経系のことで、内臓や血圧などをコントロールしています。いちいち自分で「血圧を上げよう」などと考えなくても機能しているわけです。
このように、無意識のうちに体をコントロールしているのが自律神経です。
● 2種類の自律神経: 「交感神経」と「副交感神経」
自律神経は大きく分けて、「交感神経」と「副交感神経」の2種類あります。
交感神経は、緊張したり活動したりする時に働く神経です。物事に取り組んだり、敵から逃げたり、獲物を追いかけたりするなど、何かしら活動する時に働きます。頭を覚醒させ、体を活動的にし、血圧を上げ、脈拍や呼吸を速くする状態になります。
副交感神経は、リラックスした時に働く神経です。体をリラックスさせるため、交感神経とは逆の状態になります。リラックスして眠気が出てきたり、少しぼーっとしてゆったりした気分になったりします。
● 不安な時、体は「交感神経」が優位
不安になっている時というのは、ある意味、実際の状況とは関係なく「交感神経」が優位になっている状態と言えます。
緊張したり不安になったりするのは、「何か良くないことが起きるかもしれない」「今すぐ集中しなければいけないかもしれない」という時に起きる現象です。ですから、不安になりやすい人というのは、交感神経が優位になりやすい傾向がある、という言い方ができると思います。
● 対策は「副交感神経」を優位にすること
そうであるならば、逆の働きをする「副交感神経」を優位にする、つまりリラックスする方向へ導く行動を取ることによって、不安が和らぐのではないかと考えられます。
では、具体的にどうすれば副交感神経を優位にできるのでしょうか?
● 不安な時にスーッと落ち着く 簡単な方法
例えば、副交感神経が優位になりリラックスした時に起きる現象として、「胃腸が動く」ということがあります。リラックスしている時、胃腸は活発に動きます。
緊張した時に、飲み物を飲んだり食べ物を食べたりすると、胃腸を動かすことによって、体がリラックスモードに切り替わります。不安な時にミルクや水を飲んで落ち着かせようとすることがありますが、これはこの体の仕組みを利用しているわけです。
食事も同様です。緊張して交感神経が優位な時は胃腸の働きが抑制されるため、あえてご飯をよく噛んで食べる(胃腸を動かす)ことによって、リラックス状態を作り出すことができます。
つまり、不安になっている時は、「口に物を入れる」というのも一つの有効な方法なのです。
● 「体の感覚」に集中してリラックスする
「体の感覚に集中する」ということも非常に有効です。では、「体の感覚に集中する」とはどういうことでしょうか?
例えば、マッサージやお風呂がなぜ気持ち良いかというと、それは「触覚」が関係しています。体に触れられている感覚、あるいはお風呂のお湯が肌に触れる感覚や、その温かさに集中していると、体はリラックスし、副交感神経が優位になります。
● 五感を活かして副交感神経を優位に
「触覚(触れる)」「味覚(味わう)」「聴覚(聞く)」「嗅覚(嗅ぐ)」「視覚(見る)」という五感のすべてが使えます。美味しいものを食べて「味覚」を刺激することは、単に胃袋に物を入れるだけでなく、「美味しい」と味わうこと、つまり味覚に集中することでも副交感神経が優位になります。
好きな音楽に集中することで「聴覚」を刺激します(ただし、緊張感を高めるようなハードコアな音楽ではなく、リラックスできる曲が良いでしょう)。
アロマテラピーでリラックスできるのは、その香りに集中することで嗅覚が刺激され、副交感神経が優位になるためです。ちょっと空を見上げて青空を眺めて、視覚的にリラックスするだけでも効果アリです。ストレッチなどで体の感覚に意識を向けるのも良いでしょう。
このように、不安を感じた時は、体がリラックスする行動、すなわち副交感神経が刺激されるような行動を意識的に取ってみてください。そうすることで、不安が和らぐ可能性があります。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
精神科医 Tomy
ダイヤモンド・オンライン
五感を活かすことが良いのですね。
感謝してます。
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