舌は「見えない姿勢筋」?

舌は「見えない姿勢筋」 ~呼吸・睡眠・顔立ちを支える~【口からはじまる全身ケア】だそうです。

以下、ネットニュースより抜粋。

あなたは今、自分の舌がどこにあるか分かりますか?

突然そう聞かれると、多くの方が戸惑います。

実は、この「分からない」という状態こそ、現代人のお口の問題の入り口かもしれません。

舌は、味を感じるためだけの器官ではありません。

呼吸し、飲み込み、発音し、眠っている間も気道を支え続ける。さらに、顎の発育や歯並び、首や肩の緊張、自律神経にまで関わる、極めて重要な筋肉です。

私は舌を 「見えない姿勢筋」だと考えています。

 ◇不調につながる低位舌

本来、舌は上顎の「スポット」と呼ばれる位置に収まっています。

唇は自然に閉じ、呼吸は鼻で行い、奥歯は必要以上に接触していない。これが身体にとって、本来の自然な状態です。

しかし現代人は、

・口呼吸

・ストレス

・スマホ姿勢

・軟らかい食事

・慢性的な緊張

などによって、舌が本来の位置から落ちやすくなっています。

これを「低位舌」といいます。

 正常な舌の位置では、

・舌が上顎についている

・鼻呼吸

・気道が広い

・唇が閉じている

 低位舌では、

・舌が下がる

・口呼吸

・気道が狭くなる

・口が開きやすい

舌が落ちると、口呼吸になりやすくなり、喉のスペースが狭くなります。

その結果、

・いびき

・睡眠の質の低下

・滑舌の低下

・誤嚥(ごえん)リスク

・食いしばり

・首肩の緊張

など、さまざまな不調へとつながっていきます。

 ◇舌が下がると顎の成長に影響

さらに、舌の位置は顔立ちにも影響します。

舌は本来、内側から上顎を支えています。

ところが舌が下がると、その支えを失い、顎の成長や歯列のバランスにも影響を及ぼします。

つまり舌は、単なる「口の中の筋肉」ではありません。

呼吸や姿勢、睡眠にまで関わる、「全身を支える筋肉」なのです。

ここで、一度ご自身の舌を確認してみてください。

何も考えていないとき、舌はどこにありますか?

下の歯に触れていないでしょうか。

口が少し開いていないでしょうか。

呼吸が浅くなっていないでしょうか。

舌をそっと上顎につけ、唇を閉じ、鼻でゆっくり呼吸してみてください。

それだけで、「呼吸がしやすい」「首の後ろが少し楽」と感じる方もいます。

舌が落ちるということは、ある意味で、身体が重力に負けている状態でもあります。

疲労やストレスが強いときほど、人は無意識に口が開き、呼吸が浅くなり、舌も下がっていきます。

だからこそ私は、歯だけではなく、舌や呼吸、身体全体の緊張状態を見ることを大切にしています。

 ◇ 今すぐできる「舌位置チェック」

ぜひ、この場で確認してみてください。

 チェック①

何も考えず、口を閉じる

その時、舌はどこにありますか?

・上顎についている

・下に落ちている

・歯を押している

もし下に落ちていた場合、低位舌の可能性があります。

 チェック②

唇を閉じたまま、鼻呼吸を1分続ける

苦しくありませんか?

途中で口を開けたくなる方は、舌や口周りの筋力低下が起きている可能性があります。

 チェック③

飲み込む時、顎に力が入る

鏡を見ながら、唾を飲み込んでみてください。

その時、顎の先に「梅干し状のシワ」ができる方は、舌が正しく使えていない可能性があります。

 ◇ きょうからできる「舌トレーニング」

では、どうすれば舌は本来の位置へ戻れるのでしょうか。

大切なのは「舌を鍛える」というより、「本来の位置を思い出させる」ことです。

スポットを探す

まず、上の前歯の少し後ろを舌先で触ってみてください。

少しくぼんだ場所があります。そこが「スポット」です。

舌先は、そこに軽く置きます。歯には押し当てません。

舌全体を上へ吸い上げる

次に、舌全体を上あごへ、ぺたっと吸い付けるようにします。

このとき、奥舌まで上がる感覚が大切です。

最初は数秒しかできなくても構いません。

「あいうべ体操」

「あー」

「いー」

「うー」

「べー」

と大きく口を動かします。

特に最後の「べー」で、舌をしっかり前へ出すことがポイントです。

これは、口周りや舌の筋肉を目覚めさせる、非常にシンプルなトレーニングです。

 ◇ 舌は「命の通り道」を支えている

私たちは普段、口の話となると歯ばかりに注目します。

ですが本当は、「舌」こそが、呼吸・飲み込み・発音・睡眠を支える中心です。

そして舌の位置は、日々の無意識の積み重ねで変わります。

スマホを見る姿勢、食べ方、 呼吸、緊張状態―。

そのすべてが、舌の位置に影響しています。

だからこそ、舌を整えることは、単なる「口の話」ではありません。

「生きる土台」を整えることなのです。

まずはきょう、何も考えず口を閉じたとき、あなたの舌がどこにあるか。

そして、どんな呼吸をしているか。そこから、確認してみてください。(了)

三上 康代(みかみ・やすよ)

時事通信

 

 

呼吸するときにも舌の位置が大切なのですね。

感謝してます。

りくりとりっぷホームページ:https://rikuritrip.net/

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